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2020-08-17 12:00:00

先週のできごとですが、ブルーベリー狩りに行ってきました。

 

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今回のテーマは、

 ◯ 季節を味覚で感じること。

 ◯ 力の調整をしながらブルーベリーの実を「つまむ」こと。

 ◯ Oleaの外でも場に適した態度をとること。

 日々のOleaでの生活の力試しという位置づけで、出かけました。

もちろん、新型コロナウィルスや熱中症対策を万全に行い、

保護者同意のもとでの出発です! 

 

みかん狩りの経験のあるお子さんだったので、

「夏はブルーベリーがおいしい季節」

「みかん狩りは、冬になったら行こう」

 ということを伝え、納得。

そして、「いっぱい採って(摘んで)帰るよ!」と、意気揚々!

 

結果としては、この夏の酷な暑さにめげそうになりましたが、

それぞれの場面で、自分なりの楽しみを見つけながら、

夏の思い出づくりができたのではないかと思います。

 

今回設定したテーマに沿って、

このお出かけを振り返ってみたいと思います。

 

◯ 季節を味覚で感じること。

 残念ながら、口にすることはできませんでしたが、

 暑い中採るのがブルーベリーということを理解してくれたようです。

 ブルーベリーそのものやブルーベリーが木になっている様子が

 あまり見慣れないもの(未知との遭遇?!)、ということもあるせいか、

 今回は味覚を感じることは難しかったです。

 ちなみに、後日、「またブルーベリー狩りに行こうね!」と。

 何か、おもしろいことを見つけたようです…

 

〇 「つまむ」こと。

 Oleaでも、必然性のある手指を使うプログラムを多く取り入れています。

 例えば、食器運び、盛り付け、洗濯干し、タイピング練習、掃除…などなど。

 手指を上手に使うことは、生活スキルの上達にはとても大切です。

 ブルーベリーの大きさ、柔らかさなど、つぶれないようにとるには、

 必然的に力や動作の調整をしなくてはなりません。

 一緒にでかけたお子さんは、上手に親指と人差し指を使って、

 やさしくとることができました。

 しかも、お土産用の容器を見ると、大きな粒ばかり!

 暑かったせいか、とてもすばやい動作で摘んでいましたが、

 その中でも、目も手も効率的に使っていることがわかりました。

 

◯ Oleaの外でも場に適した態度をとること。

 「暑い、車(涼しいところ)に行きたい」、

 「汗…たくさんだから、お風呂に入りたい」と言いながらも、

 農園の方に「おはようございます」「さようなら」

 「ありがとうございました」「またね」と、あいさつができました。

 また、農園に来ていた女の子に「こんにちは」と声をかけ、応じてくれるとお互いにっこり!

 ほほえましかったです。

 

 さらに、帰りに外食しました。

 そこでも、Oleaでの食事場面と同じように、

 みんなでそろって「いただきます」をして、

 みんなが食べ終わるまで、「おいしかったねー」などの

 感想を言いながら待つことができました。

 

 食事の途中も、初めての場所の椅子とテーブルでしたが、

 食べやすいように椅子の位置を自分で調整していました。

 そして、こぼれてしまったり、口のまわりについてしまったりした時にも、

 さっと拭いていました。

  

総じて、日々のくらしの経験がバッチリ生かされた一日でした。

 

 

Oleaでは、お子さんの課題に合わせて外出プログラムを行っています。

それまでのプログラムで育んだ力の定着をチェックしたり、

ご家庭での課題と同じ状況下での対応方法を、一緒に考えるためです。

 

 

改めて、今回の外出プログラムを通して、感じたこと。

 

子供達の中にも当然のことながら、くらしの流れが備わっており、

不快でいっぱいにならないよう、自らうまく乗りこなす場面が、

日常の中にとてもたくさんあるということ。

 

これからも、日常の場面を自然に乗りこなせる術が身につくよう、

Oleaの中でのプログラムをつくっていきたいと思っています。