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2020-09-08 18:00:00
Olea教室内の様子。
基本的には外に出しっぱなしのものはなく、
教材やおもちゃも最小限にしています。
なぜか…
子供達にとっての刺激を減らすことで、
余裕ができた注意を人や事に向けることを自然に促すためです。
例えば…
Oleaでは、来室後、リラックスタイムを設けています。
これも立派なプログラムです。
子供達は何をしているかというと…
あるお子さんは、テレビをみます。
パートナーも一緒にみます。
テレビの話をします。
またあるお子さんは、自分で持ってきたおもちゃで遊びます。
パートナーも一緒に遊びます。
遊ばれます。
テレビだって、おもちゃだって、十分な刺激ではないか、
とご指摘いただくかもしれませんが、
ここでの刺激はどちらも1つだけです。
「ながら」は、しない約束になっています。
複数同時にやると、どれも中途半端になる可能性があるからです。
最後までやり切る力、ここでも磨かれます。
「さぁ、他のプログラムに入ろう!」と、
テレビやおもちゃを片付けるように促します。
番組の切れ目だったり、遊びの切れ目だったりをねらって...
お子さんと一緒に同じことをすることで、
切り上げるタイミングをそれほど外すことはありません。
すると、お子さんの注意に余裕ができます。
その時に、すかさずパートナーが次のプログラムに誘ったり、
子供達に見えるように、次のプログラムを少しだけ先に始めてみます。
そうすると、お子さんの視線や興味を導くことができます。
環境を整え、刺激を減らすことで、
自らの行動に注目する支援ももちろん有効です。
(着替えのブースをつくる、物の片付ける場所を決める、など)
Oleaでは、人や事に注目するための手立てとして、
「シンプルなくらし」を心がけています。