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一くらしのまなび舎Olea 6つの特徴
みんなでくらすを、みんなでまなぶ。
Oleaのまなびは、通室生とじっくり向き合い、ご家族と共に育んでいくことを大切にしています。
1 将来の自立に向けたオリジナルアセスメント~「Oleaくらしのアセスメント」
特別支援教育の専門知識をもったパートナーが、これまでの特別支援学校での教員経験と研究成果をもとに開発。将来の自立に向けて身につけておきたい力、そのために必要な知識・スキルを網羅した当教室のオリジナルアセスメントです。
入会時に「Oleaくらしのアセスメント(簡易版)」を実施。その後、入会半年後を目安に、「Oleaくらしのアセスメント」を実施します。このアセスメントは「生活」「行動」「社会性」の3つの側面について、全75項目でまなびの定着度をチェック。総合的な分析と合わせて、全6ページにわたるアセスメントシートを作成します。その内容は、ご家族に丁寧に解説し、お子さんひとりひとりにマッチしたプログラム作成に活用していきます。
2 基本的生活習慣の確立のためのまなび
子どもたちが社会で生活するために必要とされるのが、「食事」「清潔」「着替え」「排せつ」「睡眠」等の基本的な生活習慣です。これらの生活トピックは、家庭生活にも密接に結びついています。このようなことが自分でできるようになると、くらすことが楽しくなり、興味の広がりやまなびの機会が増えていきます。こうした「生活意欲の向上」は、将来の「労働意欲への向上」につながっていきます。
そのため、Oleaでのまなびの多くは、「遊び」「学習」「運動」「食事」「手仕事」「掃除」「洗濯」などの本物の生活トピックを題材にしています。こうした場面で必要となる生活スキルを「スキル」として身につけるのではなく、前後のストーリーも含めた「くらし」という形で獲得することを目指しています。また、「くらし」を獲得していく中で、大人(パートナー)や友達との関わりをとおし、コミュニケーション力や最後までやりきる力などを育んでいます。
3 力試しの場としての土日レッスンやOlea Camp
Cheerfulコースでは、普段のプログラムの力試しの場として、土日(全日)のレッスンやOlea Campを設定しています。平日のレッスンやそれまでの生活経験で積み重ねてきたスキルの定着度をはかるものです。とくにOlea Campでは、親元を離れ、いつもと同じことを、いつもより長く、いつもと違う場所や道具で、手順を考えながら「こと」を進めていく…そうすることで、普段のプログラムや生活経験で培った生活スキルの定着度や新たな「くらし」の課題を探っています。Olea Camp終了後、アセスメント項目に沿って、お子さんの成長や今後の課題を、毎回レポートしています。
これまでにOlea Campに参加したお子さんの保護者からは、「自信に満ちた顔で帰ってきました」「こんなことができるんですね。知りませんでした」というような声が寄せられています。
4 活動の様子を映像とレポートでお知らせ
お子さんのまなびの様子を、その日のうちに映像とレポートでお知らせしています。どちらもスマホ等でチェックすることができます。Cheerfulコースでは、毎回10本以上の映像と1000文字以上のレポートをデータでお送りしています。
通室生が帰宅後、この映像を見ながらご家族に報告することも…自らの様子をモニタリングすることは、成長への近道です。
また、一緒に住まわれていないおじいさま・おばあさまにも、Oleaでの様子をお話するだけでなく、一緒に映像をみながら成長の様子を共有していただいています。
5 ご家族に寄り添う豊富なコミュニケーション
レッスン後の映像やレポートのほか、LINEやメール、対面などにより、レッスン日以外でも随時ご家族とコミュニケーションをとり、お子さんの様子を共有しております。ご家庭での困った…にも即座におこたえしています。また、アセスメント実施後などは対面でのミーティングをご家族と行い、将来の自立を見据えたプログラムを相談・検討しています。
さらに、ご希望に応じてプログラム体験(あそび、クラフト作業、食事、宿泊等)をしていただく機会をつくっています。例えば、Oleaの食事づくりや食事をお子さんと一緒に体験していただき、ご家庭での食生活のヒントにしていただいています。これにより、「好き嫌いが減った」「食事の仕度のお手伝いを任せられるようになった」という効果が出ています。
6 くらしのパーソナルトレーナー
Oleaのレッスンは、まずは他者とうまく関わる力をパートナーとのやりとりの中でじっくり育みます。教室環境やプログラムに慣れてきたところで、他の通室生と一緒に取り組む時間をつくり、自分も他者も大切にする心を育てていきます。
また、レッスンを通じてお子さんから引き出すのは「知りたい、やってみたい」という気持ち。そのための環境づくりを大切にしています。子どもたちが自ら気づいて動く瞬間こそ、「できる」が増える瞬間です。即効性はありませんが、じっくり向き合い、じっくり育みます。