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2025-03-12 12:00:00

みなさまこんにちは。くらしのまなび舎Oleaの五味です。

東京では、3月に入って雪がちらつく日が何度もあるという状況ですが、肌がしびれる、皮膚が張り裂ける、というほど寒くて乾燥する日は少なくなりました。
今年はしっかりと冷え込んだこともあり、梅の花が大振りでしっかりとした花模様を見せてくれていたと思ったら、Olea農園では、冬の間じんわりじんわりとそだってきた白菜の真ん中がパッカーンと割れて、その割れ目から綺麗な黄色の花がニョキニョキ咲いちゃったりしております。
季節は進んでいる...ということは、暦も進んでいるということを実感する日々だったりします。

最近はおかげさまで、私どもも様々な分野の方々とお知り合いになっていただける機会を頂いております。各分野の第一線でご活躍なさっている方々の刺激を受けながら、お子さんたちのまなびにつなげられる接点はないかと模索しています。
なぜ、そのようなことをしているかというと、Oleaに通室されるお子さんの中には、学校卒業後のくらしのまなびも必要になってきた世代の方がいます。
Oleaはもともと、生活スキルやコミュニケーションといった基本的な社会性のスキルを習得すること自体を目的とはしておらず、学校卒業後の長い人生をどのようにくらしていくかという社会人としてのくらし方のスキルやノウハウを身につけることまで含めて、Oleaでのまなびの目的にしています。
そこで、「はたらく」ということだったり、大人としての「あそぶ」ということだったりを、実践的にまなべる場づくりを2023年の後半からスタートし始め、2024年はある程度定着してきたかなぁと実感しています。
また、これと並行して成年後見や相続・贈与といった法的な制度の知見も深め、大人になった後の財産管理や療養看護についてのご相談対応もできるように準備してまいりました。

こうした、知的障害や発達障害のあるお子さんの幼児期から青年期までの個々の育ちに応じた一貫性のある本物のまなびができる場、そのようなお子さんが成人になった後の様々な社会保障制度等の療養看護に関することの相談や対応ができる場、というのが、Oleaの価値として胸を張っていいことなんだろうなぁと思う今日この頃です。
具体的にどんなことをやっているか等、ご興味をもっていただけるようでしたら、一度ご連絡を頂けたらと思います。お待ちしております!

2025-02-22 18:00:00

平常運転のくらしのまなび舎Olea五味です。
みなさまこんにちは!

今月もあと1週間、、、2025年に入って2ヶ月があっという間に過ぎていこうとしているわけですが、今年の2月は寒いですね。
余りにも寒すぎて、東京では空気がカラカラに乾燥して、指や唇がパキパキ割れてしまいます。皮膚を補修するクリーム類があっという間になくなっていきます。
早朝にクルマに乗る時なんかも、普段はフロントガラスが結露して、霜が降りて、凍り付いて、しばらく走れない、という状態になることがこの時期は多いのですが、そのようなことはまったく起きません。空気中の水分がよっぽどないんだなぁ、、、と実感させられます。

Olea農園に目を移すと、やっぱりカラカラ。
この時期の作物たちは、みなさまご承知のとおり、生長がゆっくりで養分も水分もそんなにいらないよ、とおっしゃるのですが、さすがにパラっと雨が降ったりすると、2~3日後にはひとまわり大きくなっていたりします。なので、様子を見ながら水撒きなんかもしたりしています。
また、2月中旬に入ってからは、ヒヨドリが食べものみっけ!とばかりに、バリバリとついばんでくれたりしているので、あわてて不織布のカバーをかけたりもしています。
そんな作業を子どもたちとともに行い、見守り、育んだOlea農園のお野菜は、今日もOleaの食卓を彩っています。

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また、2月も終盤ということになりますと、4月以降の生活に向け、進路や受験(受検)だったり余暇時間の使い方だったり、と大詰めの時期かと思います。Oleaにも相談にいらっしゃる方が増えてまいりました。
Oleaでは、お子さん一人ひとりの状況に合わせて、自分で生活を進めることができる時間を増やし、かつひとりでも安心して過ごせる力を身につけるべく、本物の経験ができる場をつくり、お子さんたち一人ひとりと向き合い、育んでまいります!

具体的に、どんな場所でどんなことをどんなふうに...とご興味をもっていただけましたら、是非お問い合わせください!お待ちしております。

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2025-01-03 12:00:00

 

みなさん、こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaです。
今年もよろしくお願いいたします。

2025年、みなさんはどんな1年にしたいですか?
Oleaはまだまだやりたいことがたくさんあります。
それらをひとつひとつ着実にかたちにしていきたいと思っています!
その様子はこちらのホームページや日々の様子をお伝えしているInstagramでお伝えしていきます。

さて、1年のはじまりにどんなお話をしようか考えてみました。
Oleaって何をしているの?という話がいいかなぁと。

Oleaは生活するためのスキルだけでなく、それをまなびながらコミュニケーションやそれを支える気持ち・やりきる力を育てています。
切りとったスキルができるようになっても、その目的や前後の文脈が理解できてこそ生きてくる力だと考えています。

またもうひとつ大事にしていることは、合間の時間の過ごし方。
今の日本の制度の中では、特別支援学校高等部卒業後、放課後等デイサービスの利用ができなくなるため、家に帰ってくる時間も学校時代より早くなり、はて......というお子さんが少なくありません。
そういった状況をふまえ、自分で生活を進めることができる時間を増やし、かつひとりでも安心して過ごせる力をつけています。
ひとりひとりのできることや好きなことを一緒に探して、安心してリラックスできる環境を自分でつくる力を養っています。

そんなことできるの?
はい、Oleaだったらできるんです!本当に。

『生活力』誰もが大事だと思われることでしょう。
Oleaでは、お子さんひとりひとりの得意を見極め、ひとりひとりの方略でプライベートに育てます。

今年もいろいろな出会いを楽しみにしています。

 

2024-12-25 18:00:00

みなさん、こんばんは。
くらしのまなび舎Oleaの竹内です。

今年も残すところ、あと数日となってきました。
今年はどんな1年でしたか?
Oleaは、これまで大事にしていたことをもっともっとふくらませたり、新しいことにもチャレンジしたりという1年でした。

そんな1年の締めくくりにふさわしいエピソードをご紹介。
あるお子さんのご家族とお話していたときのこと。
「今日の朝、『Oleaは成長する場所だから。絶対休まない!』と、はりきって行ったんですよ」と。
驚くとともにとてもうれしい言葉でした。
お子さんに直接「ココが課題!」とか「これが成長!」など言うことはありません。
お子さんの感覚として、実感として、Oleaに行くと何かが変わる、なんか自信がつく、といったことがあるのかなぁと。

Oleaでは、お子さんと正面から向き合っています。
だからこそ、お子さんからの発信には全力でこたえます。
ともにあそび、ともに食べ、ともに寝て…同じときを過ごします。

ときには、おかしいことはおかしいとしっかり伝えます。
でも、頭ごなしに言うことはありません。
なるべくそのレッスンの中でお子さんの腑に落ちるところまで伝えるようにしています。
とはいえ、次のレッスンに来てくれるだろうか…と心配になることもありますが、意外とお子さんたち納得して来てくれます。
少しの気まずさをもちつつも(これも大事な感情)、自分がどうあるべきかを思考している姿が見られます。
そして、Oleaではその気まずさも思考もなかったことにせず、もう一度ふりかえるようにしています。
決して楽しい時間ではありませんが、将来が変わっていく時間かなぁと思っています。
(中には「Oleaに行きたくない…」というお子さんもいますが、それは素直な感情で、当たり前だと思います。そうなったらどうするか…知りたい方はお知らせください!)

このような向き合い方がお子さんにも伝わっているのならば、それはOleaの思いがしっかり届いている証拠です。
これからもお子さんたちと本気で向き合ってきます!

寒さに体が慣れず、体調を崩さないかと自分自身に自問自答&甘やかし&ごまかしの日々ですが…
みなさま、ご自愛ください。
そして、よいお年をお迎えください。

2024-12-05 12:00:00

みなさん、こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの竹内です。
みなさん、今日はどんなごはんを食べましたか?

今回はOleaでも大事にしている『食べること』について書いてみたいと思います。
Oleaのレッスンでは、毎回のレッスンで必ず『食べること』を入れています。
食材の買い出し、料理、配膳、食事、片付けなどなど、何かしらにはお子さんたちは関わります。
みんなで食卓を囲むことは特に大事にしています。

『発達』という雑誌をご存じでしょうか。
最新号は『食べる』ということがテーマ。
そうそう!そうなのよ!と感じたところがあったので、咀嚼して、Oleaの食事の場面を想定しながら、食べるということについて書いてみます。

◯三項関係を育み模倣を引き出す場
三項関係とは、とてもおおざっぱですが…自分(お子さん)と他者(大人)が対象物(もの)に視線や感情などで注意を共有することを言います。
Oleaの食事でもお子さんとパートナーが食卓を囲み、同じものを食べながら共有体験をすることができます。
「これ、にんじんが入っているね!」→「そうだね」、「おいしい!」→「うん、おいしいね」といった同じものを見たり食べたり、共感します。
また、食卓を囲むことで、お互いの食べる様子をモニターすることができます。
パートナーが食べているのを見てお子さんが『そうやって食べればいいんだ!』とマネをしたり、「こうやるといいよ」とパートナーが手本を示し、お子さんがマネをするという模倣も引き出すことができます。
うまくいけば、口の中へと実感としてすぐさま自分の行動のフィードバックができます。
こういったことが、ご家庭、学校、放デイ、療育などの食事やおやつを入れたら1日3回以上まなぶことができます。

◯感覚を養う場
食事は五感を刺激すると言われますが、まさにそのとおり。
見た目、におい、音、味わい、触感、これらを組み合わさることでおいしさにつながります。
Oleaでは、味はもちろんのこと、食材の大きさや固さ、料理の温度などを工夫して、お子さんたちの感覚を刺激しています。
これも…ご家庭、学校、放デイ、療育などの食事やおやつを入れたら、1日3回以上まなびの場になります。

◯満たされる感覚を知る場
実は、空腹や満腹がわからないお子さんが少なくありません。
空腹を感じる前に時間で食事をしたり、空腹という感覚がわからず、さらにどう対処していいかわからずイライラしたり…
もう食べられない…おなかいっぱい…という経験をしたことがなかったり…
Oleaでは、「おなかすいたね」と買い物に行ったり、料理をしたり、「おなかいっぱいだね」とすっからかんになったお皿を片付けたり、お子さんに空腹や満腹の感覚に少しでも気づいてもらえるように。
おなかいっぱい=満たされた気持ち(そのように感じる方が多いのではないでしょうか)になり、安心感にもつながります。
これも…ご家庭、学校、放デイ、療育などの食事やおやつを入れたら、1日3回以上まなびの場になります。

◯身体の細かな使い方に気づいたり、知る場
食べ終わるまで安定した姿勢をとれるようにと言われることもあると思います。
どうやったらうまく座れるか、まわりが工夫することもあるでしょう。
自然と姿勢がとれるように、イスの座面ににすべり止めマットを敷いたり、高さを調節したり、ベルトを使ったり。
お尻を置けば座っているように見えるイス、よくよくお子さんを観察するとモゾモゾ、ブラブラなんだか動いていることがありませんか?
ひとたび工夫を外したら、姿勢がグニャっとなってしまったり…
Oleaでは、座卓での食事をしています。
床に座って、姿勢をつくりながら食事するたけで体幹を意識できます。
お子さんに合わせて何らかの高さ調整をしますが、だんだんとお子さんが必要だと思えば自分でクッションなどを用意したり、なくてもテーブルに自分が合わせていったりします。
(お子さんに合わせた支援も大切ですが、それをどう抜いていくのか、またお子さん自ら社会のひとものに合わせていくことも重要だと考えます。)
この座卓での食事、外食のときに効果を発揮します。(レッスンで力試しとして外食することもあります。)
自分で食べるための姿勢をつくれるようになるので、テーブル席であろうと座敷であろうとうまく食事ができるようになっています。

もう少し身体の細かな動きを見てみると、口や喉の使い方もとても重要。
よく噛まずに丸飲みしていたり、飲みきる前に次の食べ物を口に入れて少しずつ食べ物が口の中にたまっていったりするお子さんも。
嚥下という視点でも危険ですが、何より味がわからないのではないかと思います。
実際、よく噛んでしっかり飲み込んでということを意識できるようになると、食の嗜好性が変わったり、広がったりします。
これも…ご家庭、学校、放デイ、療育などの食事やおやつを入れたら、1日3回以上まなびの場になります。

◯チャレンジする場
偏食でお困りのお子さんも少なくないでしょう。
さまざまな理由はありますが、食の体験の乏しさという要因もあるようです。
好きなものを食べていればにこにこしていたり、好きなものを強く要求したりするお子さんもいると思います。
それで、満たすことができればよいのですが、それがないとき、出かけたときなどまわりの大人が困りますが、一番困っているのはお子さんでしょう。
なので、Oleaでは安心した環境の中で食事をしたり、畑での農体験をとおして食材に興味をもたせることで、「ちょっと食べてみようかな」というチャレンジの心を引き出しています。
この食のチャレンジは他の場面でのチャレンジにも生かすことができます。
これも…ご家庭、学校、放デイ、療育などの食事やおやつを入れたら、1日3回以上まなびの場になります。

Oleaでは、開業当初から『食べるということ』をレッスンの柱としてきました。
その理由はこれまでも、いろいろな形でお伝えしてきましたが、改めてまとめてみました。

Oleaは塾なの?えぇ、塾です。
生活する力、生きる力のまなび舎です。

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