Diary

2021-09-27 12:00:00

パートナーのつぶやき…変化を乗りこなす①

みなさん、こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの竹内です。

うちの子、変化に弱くって…
日々、変化しないように気をつけてます…
といったお話を聞くことがあります。

そのような日々の変化…乗りこなせるようになったらいいですよね?
レッスンでの様子をまじえながら、2回に渡って『変化を乗りこなす』というお話をしたいと思います。

Oleaは、生活スキルと社会性をまなぶ教室です。
食事を中心としたくらしの流れの中で、コミュニケーションやスキルを育んでいますが、衣食住のことだけをするのではなく、衣食住に関するスキルの支えとなる、ことばやかず、手指の使い方を凝縮してまなぶ時間があります。

物事や方法を始めて覚えるとき、まずは模倣、まねて覚えます。
その場合、ルーティン化、つまり一塊にした型を作って覚えることが、効率的で失敗も少ないやり方かと思います。
Oleaに通うお子さんたちも、そういう機会に触れることが多く、一回経験しただけで、その流れをルーティン化して記憶し、「次は…〇〇、次は…■■…でしょ」と、パートナーと流れをつくっていけるお子さんもいます。


そのようなお子さんが、パズルに挑戦していた時のこと…
(パズルでは、手指の操作性、見る力、思考力、集中力などを育みます)

どんなパズルに取り組んだかというと…
すべて同じ大きさの長方形のピース。
それを縦にしたり横にしたりしながら、イラストを完成させていくものです。
これがなかなか難しい…

ルーティン化が得意な先ほどのお子さんは、ジグソーパズルが得意でスッスッスッと組み立てることができます。
しかし、このパズルはなかなか難しかったようで、イライライラ…
ピースにでっこみひっこみがないので、そのお子さんにとっては手がかりが少なく感じているのでしょう。

「同じ形のピースを縦と横の向きを考えて置かなければいけない」なんて、初めての経験!?
こっちかな?あっちかな?と試行錯誤の末、コツをつかんで完成すると、「できた~」と満足気にニッコリ!

このパズルは、しっかりと絵柄を見て、切片をぴったり合わせていくことが必要です。
その中で「あれ、ピースの向きが違うけど…どうしたらいいかなぁ…」という気づきから、どうするかが問われます。
中には、絵柄を気にせず、ピースを外枠の中に収めることが目的となってしまうお子さんもいますが。
「絵を見てみよう」というと、「えっ…」と困惑顔。

これは、意図の食い違い…
お子さんのゴールは、ピースをきっちり枠に収めること。
パズルのゴールは、絵柄を合わせること。
(このお子さんがジグソーパズルが好きなのは、絵柄を完成することよりも、ピースの形を合わせる気持ちよさが達成感となっているのかな…?)

パズルのゴールに寄せるために、「ヒントだよ」と言って、1か所だけ、縦と横で組み合わせる箇所を手本として示します。
「絵柄を合わせて、外枠の中に収めることが完成形であること。」を確認して、続きにトライ。
そして「ヒントは絵柄にあり」ということを指さしや言葉かけで視線を誘導しながら、完成させました。

その後も時間をおいて、何度かチャレンジしています。
このパズルを通して、パズルにもこんなやり方があるんだ!という今までのパズルに対する自分の中での考え方を変化させたり、その変化を受け入れて見方・考え方の幅を広げていってほしいと思っています。

つづきはまた明日…

2021-09-26 12:00:00

パートナーのつぶやき…ファジーを楽しもう!②

みなさん、こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの竹内です。

昨日のファジーの続きです。

ファジーには、あいまいとか柔軟とかいう意味があります。
見通しをもつことは大切ですが、ファジーな部分を受け入れることができることも、くらしを営む上では大切ではないでしょうか。

おうちでも、「あっ、やっぱり予定変更…」ってありますよね?
そんなファジーに応じることができたら…いいですよね!
ご家庭によっては、朝から夜までの予定表をお子さんに提示することがあるかもしれませんが、お子さんが起床時間、食事時間、就寝時間などのおおまかな1日の流れを理解していて、その間は、大人の提案に応じたり、お子さんが提案したり、相談しながら進められたらステキではありませんか!
そのファジーな時間を、お子さんも楽しめるようになったら…すごいことです!

Oleaでは、お子さんから折衝する機会(「これやってみたい!」に極力応える)を設けているので、『次はどんなことが起きるのか』『自分はどのように関わることができるか』じっと大人の様子に耳や目を傾けます。
とはいえ、ピリピリ緊張モードだったり、何かを伺い知ろうとしたりするのではありません。
ごっこ遊びをしたり、好きなテレビ番組を見たりしている時に、なんとなくこちらの様子を気にかけているという感じです。

日常的によくあるのは、ごはんづくり、個別学習や買い物散歩などの後のリラックスタイム。
それぞれが思い思いにのんびりしはじめます。
これもファジーな時間です。

そこで、なんとなく気にしているのは、パートナーたちの会話や動き。
「そろそろごはんの準備を始めよう」「そうしよう」
すると、お子さん、にっこりパートナーたちを見ることがあります。

またあるときは、パートナーが大きめのひとりごと(これもある意味子どもたちを誘う仕掛けです)。
「◯◯の準備しよう!」
子どもたちから視線が注がれ、スッといつの間にか隣にいたりします。
すかさずパートナーから子どもたちに「一緒にやる?」と聞くと「やりたい!」とわくわく感がにじみ出ています。

これは、人への興味やくらしへの関心の賜物。
子どもたちは、本当によく見て、よく聞いて、よく理解しています。
このような、お子さん自身が気づいたり、変化したりすることは、くらしのファジーな時間でこそ、むくむく出てくるように思います。

このように私たちは、Oleaでの生活の流れをつくります。
同時に、子どもたちが興味をもって、いつでも自分からこの流れに入ってこれるようなファジーな時間もつくっています。

Oleaでは、こんなふうに子どもたちがくらしの流れにのったとき、

・気づいたらできちゃった!
・前回おもしろかったからまたやってみよう!

という気持ちと記憶になるように交渉しますが、強制はしません。
このような気持ちを引き出すことが、生活スキルの向上はもちろん、最後までやりきる力を育んでいくと考えています。

残念ながら、即効性のあるやり方ではありませんが、そのぶん時間をかけて、ゆっくりと人と関わる力や感情をコントロールする力を育みながら歩んでいきたいです。
(とはいえ、通室しているお子さんは、半年から1年でこのファジーを楽しむ様子が見られるようになっています。)

みなさんは、ファジーな時間を楽しめていますか…?
私は、のんびりしたり、物事をぼんやり考えたり…
そんなファジーな時間が大好きです!
わたしたちが想像できないほどの刺激にさらされているかもしれないお子さんたち。
短時間でもファジーな時間が楽しめるようになると、本人もご家族も少しずつ肩の力が抜けてくるかなぁと思っています。

2021-09-25 12:00:00

パートナーのつぶやき…ファジーを楽しもう!①

みなさん、こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの竹内です。

お子さんの融通がもう少しきくといいなぁ…と思うことはありませんか?
2回に渡って、そのようなお話をしようと思います。

さて、お子さんの元気な声からOleaのレッスンがはじまります。
「おはようございます!」「こんにちは!」「ごめんください!」

Oleaでは、通室をはじめたばかりのころは、お子さんの安心につなげるため、その日のプログラムを予定表(食事のメニュー付き)ような形で視覚的に示しています。
提示しつつ、必ず「何をしようか」とお子さんと相談しながら進めるようにしています。
それを繰り返すと、その予定表も次第にいらなくなります。
Oleaでのくらしのトピックをお子さん自身が覚え、組み立てるようになるからです。
支援を入れるときは、必ずその出口を考えるようにしています。

まずは支援の入り口のお話から。
プログラム内容でお子さんが気にするのは、もっぱらその日の食事のメニュー!
それがわかれば、予定表のプログラムが変わっても、子どもたちはそれほど気にすることなく応じることが多いです。

どんなふうに変化を入れていくかというと…

◯お子さんと相談しながら、あえて予定を変更してみる。そしてお子さんが応じる。
◯お子さんからの提案「◯◯したい!」に、パートナーが応じる。

このような部分から少しずつ変化を加えていきます。
大きくも小さくも周りからの変更に応じなくてはならないけれど、応じきれない…という状況がお子さんには多いのかなぁと思います。
もしも周りからの変更を練習するには、お子さんが好きが過ぎないところから始めます。
お子さんが「それがいい」ということではなく、「それならいいよ」と思えるぐらいのことです。
快の情動を保ちつつ、あまり感情を揺さぶりすぎないことがポイントです。
(わかりにくいでしょうか…具体的な例は長くなりそうなので…ご興味のある方は、ご連絡お待ちしております!)

どちらかというと、お子さんの提案にパートナーが応じることで予定を変化させることの方がお子さんの経験としては大きいかなぁと思います。
好ましくない状況を「◯◯したい!」と提案するお子さんはあまりいないでしょう。
お子さんの「◯◯したい!」それだけで快の情動を保つことができます。
お子さんに、自分の提案(しかも好きなこと)で予定が変わった!そして、うれしかった!という体験を重ねていくと…
周りからの予定の変更も受け入れてもいいかなぁと、いい意味でのお子さんの中での揺らぎが生まれます。
そこがファジーです!

続きは、明日お届けします!

2021-09-24 12:00:00

パートナーのつぶやき…ごはんとみそ汁②

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みなさん、こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの竹内です。

昨日に引き続き、Olea定番メニューのみそ汁についてお話します。

いろいろな具材で試しましたが、料理をはじめたばかりのお子さんには、このお麩とわかめの乾物みそ汁がおすすめです。

調理台に写真のように材料を並べます。
普段は、お麩とわかめはチャック付きビニール袋に入れて、そのまま並べています。
子どもたちは、チャック付きビニール袋を開けることは簡単ですが、意外と閉めることが難しいようです。
指先の感覚を上手に使う良い練習なので、あえて使用しています。

だしは、たくさん入った容器から必要な量を入れることをやってみましたが、これが難しい…
容器をひっくり返してザーッと入れてしまったり…
そこで、使いきりの分包タイプを今は使用しています。(5人分くらいまでは1包使い切りです。だしの濃さについてはご愛敬…味噌の量で塩分を調整しています。)
これはこれで、袋をこぼさないようにちょっとずつ開けるのが難しかったりするのですが、その部分はパートナーがアシストして、お子さんはこぼさないように鍋にだしを入れることに集中。
視線が鍋に注がれると、だしもこぼれずに入っていきます。
袋の中が空っぽになったことを目と指先で確認して、くちゃっと丸めてごみ箱へ。
だしの扱いひとつとっても、たくさんの目の動き、手の動き、力の調整がありますね。
いろいろな場面で目や手や力の練習をして、身についてきたら、料理に使える食材もさらに豊かになっていきます。

さて、つくり方。
いたってシンプル。(そんなつくり方…とご指摘をいただきそうですが、お子さんが可能な限り自分で、安全においしく料理できる方法です。このあたりも、お子さんのくらす力が向上すれば、もっと料理方法が広がります!)

・材料を調理台に並べる。
・だし→お麩→わかめを入れる。
・計量カップで測りながら、水を入れる。
・みそを入れる。
・火にかける。
・ふつふつするまで、みそを溶かしながらかき混ぜる。

はじめはパートナーが材料の準備をするのを見ていたお子さんが、次第に自ら「次はみそ汁ね!」と準備をするようになってきました。
だし、お麩、わかめは、鍋に入れたら、その都度、入っていた袋を捨てたり、しまったりしています。
調理台の上をきれいに使う練習でもあります。

お麩は「今日は何人?」と質問し、「1人2つだから…」と子どもたちが考えながら入れていきます。(生きた算数!)

わかめは、袋の中から「このくらい」と見本を見せ、手探りで同じくらいの量をつまむ練習をしています。
感覚をたよりに見た目と同じくらいの量を考えて取り出す…
大人でも難しいですが、斜め上を見ながら、指先に集中して取り出しているお子さんもいます。

乾物みそ汁のメリットは、水を入れるまで、もしも量を間違えてしまっても、やり直しがきくこと。手が汚れないこと。
汚れたらすぐに手を洗ったり、洗った手の水分をよく拭きとる練習中のお子さん向けです。

次に、水を計量して鍋に入れていきます。カップの目盛を見ながら水をゆっくり入れて、一度平らな調理台で量を確認してから鍋へこぼさないように入れています。
ここは、0か100かではできない作業…
お子さんたちはそれほど好きな場面ではありません。
「中庸」を覚える良い場面です。

最後に、鍋をコンロへ。
「火=怖い」というイメージは大きいようで…(安全のためには良い意識です。)
「火事だ!」と大騒ぎしていたお子さんも、パートナーとなら「安全に」使用できることがわかってきて、近くで火が点くのを見ることができるようになってきました。
同時に湯気に「熱い熱い」と言っていたお子さんも、熱くないようにする方法を身につけたようで上手にかき混ぜています。

Oleaが、お子さんとの料理で大切にしていることは3つ。

◯おいしいこと!
◯安全なこと!
◯プランが見渡せること!

昨日と今日、お話ししてきたごはんとみそ汁では…

◯おいしいこと!
ごはんとみそ汁は、お子さんにとっても身近なもの。
その身近なものを、自分で食材の姿を変化させながら「おいしいもの」にしていく経験は、食に対する興味の広がりの入り口です。

◯安全なこと!
みそ汁は、火にかけるまでの工程を調理台で行うことで、「火=怖い」お子さんが安心して、料理に取り組むことができます。

◯プランが見渡せること!
みそ汁は、材料の準備から火を入れるところまでの工程を、10分程度になるようにし、よどみのない流れをお子さん自身がつくれるようにしています。

Oleaでは、その時そのお子さんがもっている「くらす力」を最大限生かし、道具や工程を工夫し、お子さん自身が「つくった」感をもてるように工夫しています。
ぼくも、わたしも、あなたも、みんなで作ったから一緒に囲める食卓。
うれしいなぁ、楽しいなぁ…そんな気持ちを抱いて「いただきます!」ができるよう、日々のレッスンを行っています。

Trial Lesson受付中です。
個別に行いますが、オンラインでも受け付けております。
日程が合わない場合は、Contactよりご希望の日時をお知らせください。
(いくつか候補日を挙げていただけるとうれしいです‼)

2021-09-23 12:00:00

パートナーのつぶやき…ごはんとみそ汁①

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みなさん、こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの竹内です。

Oleaの食事。
子どもたちと一緒につくります。そして一緒に食べます。
基本的にいつもあるのは、ごはんとみそ汁。
子どもたちとごはんとみそ汁について、2回にわたってお話します。

今回は、ごはん。

米のとぎ方は、パートナー試行錯誤を繰り返し…
米に触りながらとぐと、手につくのを嫌がるお子さんが多く…しかも、手を振って取ろうと…散らかります…
それを拾ってくれれば良いのですが…自分の使う場所は、きれいに使う、汚れたらきれいにする意識を育てているところです。

そこで、定着したとぎ方がこちら。
まずは、ざるとボウルを重ね、米を入れます。(計量は練習中)

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【手順】
・米がかぶるくらいまで水を入れる。
・ざるをフリフリする。
・ボウルの水を流す。 ………  これを3回繰り返す

ボウルよりざるの方が高さがあるので、なみなみと水を入れても、米が流れることがありません。
ざるをフリフリするのは、ハンドルを操作する感覚のようで遊び感覚で楽しんでいます。
水を流すとき、はじめは、ざるをシンクにおいてから、ジャーっと流していました。
次第に写真のように、片手でざるを持ち上げて、もう片方の手で水を流すことができるようになってきました。
手の巧緻性アップ!

この後、炊飯器の内釜に、米を入れます。
はみ出さないように慎重に、ざるに残った米や麦も1粒残らず入れる練習を重ね…
力を調整したり、指先を上手に使って、注意深くお釜に移すことができるようになりました。

さらには、ざるについた米や麦を1粒残らず…の練習の成果か、手についてしまった粒も意識して、最終的には内釜の中に入れることができるように!
食べ物を大切にする心や自分の使う場所をきれいに使う意識が芽生えています。

そして、内釜のガイドに合わせて水を入れます。
見るべき目盛を指さしながら、数字(何合入れたか)を伝えると、見ながら水を入れています。
目盛を意識できても、水を入れた容器に水が残った状態で(途中で)止めることがなかなか難しい…
少しずつ傾けながら、力を調整しながら水を入れる練習をしているところです。
水の量をパートナーと確認したら、意気揚々と炊飯器におさめて、スイッチオン。

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おかずができて、テーブルの用意ができたら、ごはんをよそいます。
熱々の湯気のかわし方も上手になってきました。
はじめのころは、炊飯器の外に打ち上げてしまっていたごはんも、上手にしゃもじでよそえるようになってきました。

子どもたちと一緒に料理をしていて思うこと…
液体をちょっとずつ入れたり、食材の硬さに合わせて包丁を入れたり…ということが難しい…
具体的に言うと、計量カップの目盛に合わせて水を入れようとすると水栓レバー全開で、入れすぎると全部捨ててしまったり…
きゅうりを切るのも、肉を切るのも同じ力だったり…
この「中途半端」な状況が苦手です。
0か100か…

これは、力の調整の仕方がわからなかったり、体の動かし方がわからなかったり、気分的にまたは視覚的に中途半端が気持ち悪かったり…理由は様々。
力の使い方や体の使い方がわからなかったら、覚えればよいのです。
Oleaでは、料理の場面でも繰り返しチャレンジしますが、多方面からアプローチ。
リラックスタイムで、体の力を抜くことを練習したり、外を歩くときに体の使い方を練習したり。
中途半端で気持ち悪いと思うことは、気持ちがよく見えたり、感じたりする方を教えます。
(目盛にピッタリ!きゅうりの大きさが同じ!など)

明日は、みそ汁の話をしたいと思います。

Trial Lesson受付中です。
個別に行いますが、オンラインでも受け付けております。
日程が合わない場合は、Contactよりご希望の日時をお知らせください。
(いくつか候補日を挙げていただけるとうれしいです‼)

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