Diary

2021-11-11 12:00:00

パートナーのつぶやき…宿泊プログラムで身につける②

みなさん、こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの五味です。

Oleaの特色あるプログラムである宿泊プログラム。
積み重ねていくことが大切だと実感した...と前回書きましたが、もうひとつ積み重ねのおはなし。

少し前のつぶやきで、ねらいのひとつに「くらしにどのくらい興味があるかな?」というものがあるとお伝えしました。
そもそも、お子さんたちが興味をもつ瞬間って、どんな時だと思いますか...
お子さんたちが、おもちゃとか映像とかをパッと見て、直感的に「面白そう!」と興味をもつ...とか。
周囲の人達が、あまりにも美味しそうに頬張っていたり、においや色にそそられたりして、直感的に「美味しそう!」と興味をもつ…とか。
お子さんたちがもつ興味って、比較的そういう「直感的な」興味が多いように思います。

しかし、Oleaのレッスンでもつ興味や宿泊プログラムでもつ興味は、「じわじわと湧き上がり、染みわたる」興味だと感じています。

例えば、掃除。
最初は、全く気にするそぶりもなく、こちらから誘っても全く目にもくれず、試しに一緒に渋々やってみると、すぐに離脱...
しかし、こちらが集中して?熱心に?楽しそうに?続けていると何かを感じるようで、お子さんたちの視線が少しずつ向いてきます。
そして、傍に来てこちらの作業の様子を見たり、小声で「交代」と言って、掃除機をかけ始めたり、モップを掛けたり、布団干しをしたり...
まさにこの過程は、じわじわと湧き上がり、染みわたる興味ではないかと思うんです。

その他、食事の準備や片付け、BBQの器材仕込みや火起こし、お風呂の準備や片付け等々、宿泊プログラムに参加する当初はお客様な感じのお子さんたちが、パートナーの代わりに、パートナーと一緒に、くらしの流れをつくっていきます。
こうして、くらしへの興味が増えていく...
こんなふうにじわじわと広がる興味を積み重ねられるのが、宿泊プログラムであると、感じています。

このような体感から得た興味は、直感的な興味よりも、ずっとお子さんたちの心に刻み込まれ、いつまでも持続する興味だと思います。
(生活スキルの獲得のはじまりは、むしろこちらのじわじわくる興味の方です)
そして実はこの興味こそが、将来の進路選択の際の興味の源泉ではないかと考えていたりします...お子さんたちの将来が本当に楽しみです!

2021-11-02 12:00:00

パートナーのつぶやき…宿泊プログラムで身につける①

みなさん、こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの五味です。
ちょっと、時間があいてしまいましたが…
宿泊プログラムについて、つぶやきます。

先日、久しぶりの宿泊プログラムを実施しました。
(もちろん感染予防対策は以前と同様に万全に…)
Twitterでは、その様子をダイジェストでご案内しておりましたが、改めて今回の宿泊プログラムで感じたこと、つぶやいてみたいと思います。

宿泊プログラムは、Oleaの特色あるプログラムの一つであり、お子さんも私たちも様々な気づきや発見を得ることができるプログラムです。
今回は緊急事態宣言の発令が長引いたこともあり、数ヶ月ぶりの実施となりましたが、継続すること、積み重ねていくことの大切さを改めて思い知らされました。

お子さんの成長の過程では「気づいたらできるようになってました!」というような話をよく耳にしたりしますが、私はお子さんたちが何かをできるようになる前段階に必ずその兆しがあるように思っています。
よーく見ていると、また振り返ってみると、『これ?』という場面が必ずあります。

今回も食事づくりや自分の荷物の管理、友達との関わり方などで、また新たなステップに入った、言葉かけする内容が変わったなぁという場面がありました。

例えば…荷物の整理や管理の場面。
以前ならば、「靴下」「薬」など、ひとつひとつ名称を伝え、バッグから荷物を出していました。
集中が途切れないように、パートナーもお子さんの近くに座って、出し入れの手伝いもしていました。
しかし、今回、2日目の朝。
靴下を履いていなかったので「出かけるから、靴下履こうよ」という言葉かけをしました。
すると、お子さんは自分でバッグを開け、探し始めました。
パートナーは少し離れたところで見守ります。
お子さんは、バッグの中身を出したり入れたりを繰り返しながら、諦めずに探し出すことができました。
所要時間は15分。たかが靴下で15分⁉そんなに時間かけるの⁈と驚かれるかもしれませんが、お子さんにとっては大切な時間でした。
日々の生活のスピードの中では、自分でやろうとしても時間が足りなかったり、準備してもらっていたりとやり遂げる機会は少ないかもしれません。
個別学習で課題を最後までやりきることが大切だと言われ、スタートとゴールを意識した学習をするのと同じように、生活に関わるあれこれも、自分でやり遂げる経験がそれらの知識を広げ、力として身についていくものだと考えています。(むしろ、生活あれこれの方が大事?!)

宿泊プログラムは、お子さんそれぞれの生活に関わるスキルの定着度の確認して、その後の課題を明らかにするとともに、それぞれのスキルを時間をかけて最後までやりきってみる経験を積み重ねる大切な機会です。
この機会にこそ、成長の『これ?』がつまっています。

2021-10-11 12:00:00

パートナーのつぶやき…Oleaの宿泊プログラム

みなさん、こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの竹内です。
久しぶりにつぶやこうと思います。

今回は『Oleaの宿泊プログラム』についてお話していきます。

まずは、宿泊プログラムの概要から。

Oleaでは、お子さんにとってはおおよそ2か月に1回、1泊2日の宿泊プログラムを行っています。
宿泊先は、貸切の貸別荘。
ご家庭の承諾を得て、感染予防対策は万全に実施しています。

宿泊プログラムは、お子さんの力試しの場です。
そのため、宿泊プログラムのみの参加はお断りしています。
日々のレッスンの積み重ねがあるからこそ、宿泊プログラムの意味があるのです。

いつもと違う場所でもいつもと同じことができるかな? 
初めてのことに誰かと一緒にチャレンジできるかな?
いつものプログラムより長いくらしの流れを通して、どのくらい「くらし」に興味があるかな?

いつものレッスンより長い時間の生活を送ることで、お子さんの『今のくらし』の定着度をはかったり、『今後のくらし』の課題を探っていきます。

これからしばらく、Oleaの宿泊プログラムについて、つぶやいていこうと思います。
更新はまとまり次第、随時お届けします...次回をお楽しみに。

2021-10-02 12:00:00

パートナーのつぶやき…調整力を育てる

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みなさん、こんにちは。
ついついつぶやいてしまう、くらしのまなび舎Oleaの竹内です。

写真は、昨日Instagramでご紹介したものです。
https://www.instagram.com/p/CUdqP64tLel/

『どんどん腕をあげているのが写真でも分かります』とのうれしいコメントをいただきました。
ありがとうございます!

さて、この1枚の写真で腕をあげていることがわかったのは、なぜでしょう…?
ひとつは、Instagramを継続的にご覧いただき、一緒に成長を見守っていただいていること。
でも、それだけではないような気がします。
初めてみた方でも感じるのではないでしょうか、こなれ感を。

このこなれ感は、お子さんとものとの距離感からくるのではないかと思います。
この場面では、パートナーはお子さんの動きを誘導していません。
お子さん自ら『やりやすさ』を求めて、環境や動きを調整した結果です。

自然にできるようになったわけではありません。
このお子さんと料理をはじめて1年3か月。
道具の持ち方、ものとの距離感、からだの動かし方などなど、パートナーがひとつひとつガイドしながら、少しずつお子さんに伝えてきました。
お子さん自身でできる部分が増えるにしたがって、パートナーのガイドははずしつつ…
それぞれの行為を覚えて、それらがつながった瞬間、お子さんたちは本当の意味で自分の力でやりはじめます。経験の合わせ技です。
しかも…こんなときは決まって、お子さんたちは、さも前からできていたようにふるまいます。
お子さんが「できたよ!すごいでしょ!」というアピールをしているときは、部分的な『できる』の達成であることが多いです。(これはこれで大事なことですが)
なので、過剰にほめることはせず、さりげなくもっとよくなるアドバイスをするようにしています。
お子さんも、その方が、満足気。

環境や動き、力加減などを自在に操ることも調整力ですが、行為と行為をつなぎ合わせ、自分なりの工夫することも調整力だと考えています。
1対1の『できる』から、つなぎあわせる『できる』へ。
段取り力、思考力、集中力…さまざまな力が育っています。

2021-10-01 12:00:00

パートナーのつぶやき…10月になりました

みなさん、こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの竹内です。

10月に入りました。
(10月から不定期でつぶやくと言いつつ、今日も投稿してしまいました!)
さてさて、年度でみたら、折り返しですね。
多くの機関では4月に立てた目標を評価し、新たな目標を立てる時期かもしれませんね。
進捗はどうでしょうか。

Oleaでも、オリジナルアセスメントをつかって目標を立て、その評価を定期的にします。
とはいえ、お子さんの成長や課題はさまざま。進捗もさまざま。
なので、期間に関しては柔軟に、評価をし、次の目標を立てるようにしています。
もちろん、日々のレッスン後のご家族とのミーティング(と書くと大袈裟に聞こえるかもしれませんが、短時間の立ち話のときもあります)でも、毎回目標や手立ての見直しをしています。

Trial Lessonにいらしていただくと、「Oleaくらしのアセスメント」の簡易版を実施させていただきます。
『生活』『行動』『社会性』の3つの側面からお子さんのくらしについてアセスメントします。
将来、お子さんが自分のタイミングでくらしを進められる場面が増えるように、目標をお伝えします。

10月のTrial Lesson受付中です。
個別に行いますが、オンラインでも受け付けております。
日程が合わない場合は、Contactよりご希望の日時をお知らせください。
(いくつか候補日を挙げていただけるとうれしいです‼)

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