Diary
パートナーのつぶやき…上手な食べ方
みなさん、こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの竹内です。
数日に渡って、Oleaで大事にしている食事についてお話してきました。
そういえば、『食べ方』のお話をしていなかったなぁと思い、今日は書いてみます。
食事は生きている間は、ずーっと続く、しかも基本的には1日3回やってきます。(最近、わたしは2回になっており…反省…)
生活のリズムをつくる大事な時間。
いつ、どこで、誰と食べるか…食事によっても変わってくることがあると思います。
だからこそ、いつ、どこで、誰と食べても大丈夫な食べ方、マナーを身につけてほしいと思っています。
これがOleaが考える『上手な食べ方』です。
自分に合った食具で、にこにこ食べることができたらすばらしい!
食卓を囲むみんながにこにこできたらすばらしい!
具体的には、こんな練習をしています。
・お子さんにあった食具(なるべく世の中でよく目にするもの)を選び、適量を口に運ぶ練習
箸の練習を急ぎません。まずは、スプーンやフォークで適量自分の口に入れるところから。
・いろんな食材に触れ、味を知る練習
一汁三菜を基本とし、いろいろな食材や味に触れる機会をつくります。
料理中の『味見』。この特別感!も効果的です。
食事中に、料理のことや味のことを話題にすることも食への興味を引き出します。
・こぼしたら拭く練習
こぼしてしまったり、手が汚れたら、自分でティッシュをとって拭きとります。
わたしの経験上ですが、これを続けていくと、こぼす回数が減っていくお子さんも多く、ちょっとの汚れでも自分で気づいてきれいに拭きとれるようになってきます。
この頃、食べ始める前に、食事中を想定して、自分でティッシュを用意しているお子さんもいます。
どうやって、練習していくか…
毎回の食事で、全部を同じくらいの熱量で練習はしません。
特に、味を知ることと食具の使い方は軽重をつけるようにしています。
例えば、好きなメニューのときには、食具の使い方を丁寧に練習したり、お子さんにとって未知の味へのチャレンジのときには、口に運ぶ手伝いをしたり。
お子さんが食事の時間を嫌にならないように…
楽しい食体験の中でスキルを高めることが、『食べ物欲』『食事欲』(あれ食べたい!これ食べたい!)にもつながっていきます。
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パートナーのつぶやき…おなかがすいた
写真は、サラダづくりでマヨネーズの蓋をあけているところ。
きゅうりのサラダが食べられるようになったら、『これがマヨネーズか!』といった様子で自分から蓋をあけるようになりました。
昨日は、偏食のお話をしました。
偏食や好み、食事量の多い・少ないにもいろんなパターンがあるなぁと思っています。
・一過性のブーム的なもの(季節が関係したりするもの)
・いろんな味を知らない、試す勇気や機会がない
・研ぎ澄まされた感覚に受け入れられる味覚が少ない(酸味が苦手…)
・刺激を求める(塩味・辛味・酸味 など)
・味の違いがわかりにくく、濃い味を求める(口呼吸のお子さんが多いです)
・「食べない!」と決めている
・おなかがすかない などなど
その時々のお子さんの様子をよく見て、きっかけをつくっていくことが大事かなぁと思っています。
さて、おなかがすく感覚があまりないお子さん、いませんか?
そもそも食べることに興味がない、ちょこちょこと好きなものをつまんでいる、体を動かすことが少ない…
というような状況にあると、なかなかおなかはすかないかもしれません。
なんだか急にイライラしだしたぞ…もしかしておなかすいている?という場面もありますよね。
これもおなかがすいていることの理解と対処がまだ難しい段階です。
また、おなかがすいた感覚をもつには、日中は活動し、夜は休むという生活リズムを整えることも大切なようです。
睡眠も食に関係しているのですね!
さらには、食事がおいしい、楽しいという体験も、食欲につなげる大切な役割をもちます。
これについては、Oleaでも料理や食事場面をとおして「食べるっていいことだなぁ」と思ってもらえるようにしています。
ある通室生のお話。
好きなもの以外は「いらなーい」と、食べることをやめてしまうお子さんがいました。
料理に参加するようになって、食べられるものも増えて、食事時間もみんなと一緒にいることができるようになったら…
最近では、料理をはじめるかはじめないかの時間になると、おなかがぐーぐー鳴っていることが!
「おなかすいたね!ごはん、つくろうか!」「うん!」といったやりとりができるようになってきました。
『おなかがすいた』は、食を整え、食を広げるチャンスでもあります。
Oleaでそのきっかけをつかみませんか?
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パートナーのつぶやき…偏食なんです…
みなさん、こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの竹内です。
写真は、マグロと大根の中華炒め、きゅうりのサラダ、キャベツのおひたし、長ねぎとわかめのみそ汁、ごはんです。
これもお子さんと一緒につくりました。
「やりたい」とキッチンへ。
米とぎ、キャベツちぎり、サラダの味つけ、みそ汁づくり、ちょっと炒め、配膳全般。
けっこういろいろやっていますよね!
さて、昨日まで食育のお話をしてきました。
とはいえ、うちの子偏食なんです…というお声が聞こえてきそうです。
大事な食のこと、心配ですよね。
今日はあくまでわたしが経験してきたことです。
何かのヒントになれば…と思い、書いてみようと思います。
ここで少し、今まで出会ったお子さんの偏食事情を。
・白米に塩をかけたものとポテトチップしか食べない
・夏になると白いものを食べなくなる(ごはん、うどん、牛乳、豆腐 など)
・黒いものは食べない(ごま、ひじき など)
・一切、野菜は食べない
・長いものは食べない(麺類・もやし など)
・コンビーフをマヨネーズで和えたものとごはんを海苔でまくと食べる などなど
いろんなタイプがありますね。
お話を聞くたびに「そうきたかぁ」と、どんなふうに乗り越えるかなぁと考えました。
共通して言えるのは、好きな味や食感がそれぞれわりとあるんです。
例えば、白米に塩…のお子さんは、全体的に塩味メニューで段々と味を薄くしていく…
黒いものは食べないと決めているお子さんには好きなマヨネーズ味を借りてサラダに入れて… などなど
もうすでに、お試しのこともあるかと思いますが、環境もきっかけになります。
Oleaでつくって食べる経験を重ねたら、いろんなものにチャレンジできるようになったお子さんもいます。
食事をしながら「これは◯味だね」「きゅうり、おいしい」などの感想を言っているときには、それらが食べられるようになった証拠。
最近ではこのような声も増えています。
あと、食の悩みとしては、食べすぎる、食べないなどの量の問題もありますね。
食べ過ぎてしまうお子さん。
食べることができる食材や味が広がったら、食べる量も落ち着いてきました。
一方、あまり食べないお子さんの食事の様子を見ていたら…
どうやら、スプーンのステンレスの感じが嫌だったようで…
樹脂のスプーンや木の箸に変えたら、食べるようになったということもありました。
と、ここまで書いてきましたが、食に関する悩みはひとそれぞれです。
もしよかったら、Oleaにご相談ください。
お子さんに合った方法を考えます。
体と心を育む食事。
豊かな時間にしていきたいですね。
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パートナーのつぶやき…環境に優しく食べる
みなさん、こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの竹内です。
写真は、野菜たっぷりカレー炒め丼、大根のきんぴら、わかめとお麩のみそ汁です。
手を使って、食べ物を口に運びがちなお子さんに、丼メニューで練習をしていた頃の食事です。
スプーンに乗せる量を調整したり、口を一度閉じてからスプーンを抜くようにしたり…いろいろ練習しました。
スプーンにうまく乗れば、そして焦らなければ、上手に食べることができます。
お子さんが好きな味の時には、食べ方の練習をする好機です!
さて、環境に優しく食べること。
『3R(Reduce・Reuse・Recycle)政策』を気にしながら、食べものを大切にする心を身につけることを目指すそうです。
Oleaの考える環境に優しく食べること。
◯食べものを大切にする
料理を通して、食材の扱い方を知る。(優しく・丁寧に)
農業体験や流通場面の見学を通して、食材への興味を高める。
◯なるべくこぼさない
食べ方を整え、なるべくこぼさないようにする。
こぼしてしまったら、自分で処理する力をつける。
◯残さない
いろいろな食材を食べられるようになる。
自分の食べられる量を知る。
環境に優しくということを意識しなくても、料理や食べ方・食事マナーなどの習得をとおして、自然と身につく考え方だと思います。
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パートナーのつぶやき…楽しく食べる
みなさん、こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの竹内です。
写真は、なすのみそ炒め、きゅうりのサラダ、キャベツのごま塩和え、わかめとお麩のすまし汁、ごはんです。
この日の通室生。1年前ならば、みそ炒めの中の豚肉、すまし汁、ごはんを食べるので精一杯。
今では、すべて食べています!
何が起こったのか…
◯みんなで「いただきます」「ごちそうさま」ができるようになった
◯食への興味が高まった
この2つが大きな要因だと思っています。
ご家庭では、テーブルに並んだ品から、自分が食べられそうなものを食べ、いつのまにか食事が終わっているということが多かったそうです。
Oleaでは、まずは好きなもの(ごはん・魚)を、パートナーと時をともにしながら食べることを目標としました。
食べる直前に配膳して、食材の名称を聞いたりしながら、パートナーがリードするかたちで「いただきます」をするようにしました。
食べ終わりもはじめの頃は時計を使ったりしましたが、誰と食べているかを知ってほしいので、みんなのお茶がなくなったら「ごちそうさま」というルールにしました。
これを繰り返すうちに、ご家庭でも、みんなで食卓を囲むことができるようになったそうです。
Oleaで自分の手がけた食材が食卓にならんでいると、「キャベツ、ちぎったね」などの会話も生まれます。
ちぎったキャベツがおかずのひとつになっていることが、チャレンジしてみようかなぁという意欲にもつながります。
それがどんどん食への興味に広がっています。
料理への参加は効果的です。
ご家庭でも、ごはんの支度が始まると様子を見にきて、自分ができることは何かなぁと考えている様子が見られるようになったそうです。
食事は体をつくるだけではなく、心も育てます。
『食卓を囲む』という文化をお子さんたちにも味わってほしいです。
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