Diary
Oleaのひみつ!~パートナー五味編~
こんにちは!
くらしのまなび舎Oleaパートナーの五味です。
本日の「Oleaのひみつ!」は私です。
Visionのページにも記載がありますが、もう少し詳しくお送りできたらと思います。
五味 修(ごみ おさむ)と申します。1974年生まれのアラフィフです。
左は、通室生が書いてくれた似顔絵です。マスクの下はまさにこんな感じ???
右は、先日のリタリコ発達ナビ様のオンラインサマーフェスタからのド緊張のワンカットです。
学生時代は東京農業大学で農業経済学をまなびました。経済といっても座学だけでなく、実際の農家に行って実地研修も行います。
農家という職場には、お日様や風を感じる心地よさもありましたが、肉体を酷使する大変な職業だと感じました。でもいつかは、チャレンジしてみたい!そんな思いが、今でも心の片隅に...
また、大学時代は「食」について、あちこちでいろんな体験をしました。なんせ、全国の農家や造り酒屋のこせがれが集まる大学ですから、先輩後輩同級生は皆、舌の肥えた人たちばかり。そんな面々と出歩くだけで、こちらも舌が肥え、エンゲル係数がみるみる上がっていきます(笑)バイト代のほとんどは、食事代で毎月消えていきました(爆)
そんなことから「農」「食」は、私の「根っこ」の一つです。
課外活動では「収穫祭」という知る人ぞ知る、全国有数の学園祭の実行委員会活動にどっぷり浸かっておりました。高校時代にそういう活動があるということをとある人から紹介され、「ぜひやってみたい」と思ったことも東京農大を選んだ理由の一つでした。
社会に出るにあたり、教職に就こうと考え教員免許を取得...ですが紆余曲折あり、都庁勤務を選びました。
最初の職場は知的障害特別支援学校の事務職員。お金の計算・管理の仕事をしながら、授業やクラブ活動のお手伝いをしたり、移動教室の引率に加わったり...今では考えられないような経験をたくさんさせていただきました。また、保護者の方々とも、日々のくらしの不安から高等部卒業後の未来への不安まで様々なお話を伺い、そのことに対し、学校は何ができるのか...先生方と夜な夜な語り合うことも。
その後、配属された中央卸売市場では、国内の食を支えるダイナミックな経済活動を目の当たりにしました。
そこで働く人たちは、とてもエネルギッシュ!テレビでも紹介されたりしますが、市場はまさに「人」と「人」とのせめぎ合いの現場です。ぶつかり合ったり認め合ったりしながら「人」として「成長」していくことが、エネルギッシュでダイナミックな活動の源であることをまなびました。
ちなみに、この時に出会った方々には、宿泊プログラムの宿泊先を紹介していただいたり、ミツバチの採蜜の機会をいただいたり...
市場の目利きが選んだ本物の味がもたらす「美味しい」の体験は、お子さんたちの好き嫌い、食わず嫌いがなくなるきっかけになっています。本当にありがとうございます...本物ってすごい!
新卒から20年余りが経過し、知的障害特別支援学校の仕事に再び携わらせていただく機会を頂きました。
保護者の不安は変わらず…世の中が大きく変革していく中、知的障害のあるお子さんが安心して暮らしていくために、学校は何をしなくてはいけないのだろうか...と考える日々でした。この時に、知的障害のある青年のインターンシップも受け持ちました。彼との出会いも、学校の意義について深く考えたきっかけの一つでした。
都庁時代は、比較的「人」や「成長」というテーマをもつ仕事に携わることが多かったように思います。古今東西、老若男女を問わず、人が成長する瞬間は本当に美しく、その時に根底にあるのは、その人自身の「もっと知りたい」「もっとやりたい」という思いだと感じています。
私自身もこれまで常々「もっと知りたい」「もっとやりたい」という気持ちを持ち続けながら、周囲の方々の支えの中で歩ませてもらってきました。お子さんたちのそうした気持ちが形となって実現する場をつくりたい…そんな思いで、このOleaを設立しました。
お子さんたちと一歩いっぽ...将来に向かって共に歩んでいければと思います。
本日も長くなってしまいました…
昨日の記事と合わせて、Oleaのパートナーって、そういう人たちだったのか! と思っていただけたら嬉しいです。
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Oleaのひみつ!~パートナー竹内編~
みなさん、こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの竹内です。
今日は、Oleaのひみつ!~パートナー竹内編~です。
左側は通室生が描いてくれた竹内、右側は宿泊プログラムの集合写真になんとか映り込む竹内です。
(マスク姿で失礼します…)
パートナーという言葉をOleaでは使っています。
Oleaでは、子どもたちとくらしをともにする大人をパートナーと呼びます。
そのひとりである竹内の自己紹介をいまさらですがさせていただきます。
ホームページのVisionのページにも少し書いてあります。
竹内 嘉恵(たけうち かえ)と申します。(1980年生まれ)
Oleaでは、パートナーゆえ「竹内先生」ではない呼び方で…と思っているものの、いまだ「竹内さん」「嘉恵さん」は定着せず…
2020年3月まで、都立の知的障害特別支援学校の教員を13年間していました。
もっとじっくりお子さんと向き合いたい、そうしたら、もっともっとお子さんたちは伸びていくという純粋な思いのもと、思い切って飛び出しました。
現在、通室してくれているお子さんの中には、わたしがくらしのまなび舎Oleaを設立したのを聞きつけて、入会してくれた方もいます!
教員時代も生活に根ざした教育をモットーにやってきましたが、枠組みの中では中途半端になってしまうことがある…
それが悩みでした。もどかしさでもありました。
でも、今は思いっきり、お子さんの近くでお子さんに必要なことを必要なだけ、またそれ以上に育むことができることに喜びを感じています。
毎回のレッスン後に、ご家族の方とゆっくりお話できることもわたしにとっては貴重な時間です。
Oleaでは、通室時にご家庭から連絡帳のようなものは書いていただいていません。
体調に関わることのみ、事前に伺っています。
通室したところから、お子さんのその日のコンディションを把握し、その日のプログラムの内容を調整します。
Oleaの中でのお子さんの成長について毎回丁寧に文字と映像でレポートし、ご家族との共有をしています。(これもOleaのひみつ!のひとつです)
さて、わたしはどんなことをしてきたかというと…
明治学院大学社会学部社会福祉学科を卒業。
そこでは、福祉を学びながら特別支援学校(当時は養護学校)の教員免許取得。
大学時代にはサークル活動で、特別支援学級や特別支援学校に在籍する小学生から高校生までのお子さんと体操したり、工作したり、料理をしたり、出かけたり、キャンプをしたり…といった余暇活動の企画や運営をしていました。
そこで出会ったご家族のみなさんからいろんな話を伺ったり、実際の生活の場にお邪魔したり(図々しい…)する中で、「くらし」は本人にとっても家族にとっても大事なことだということを感じました。
もしかすると、今のわたしがあるのは、ここが原点だったかもしれません。
その他、小学校で介助員、知的障害のあるお子さんの家庭教師、今でいうところの放デイでもアルバイトもしていました。
卒業後は、ある区の学童保育の指導員を2年間。
(特別支援学校での教育実習で出会った先生方が、みなさん社会人や他の自治体の経験がある方でした。
外を見ることは大切だとおっしゃっていてて、その通りだと思い、すぐに教員になるという選択はしませんでした。)
そこでは、通常級と特別支援学級のお子さんと過ごし、自分で考えて心地よく余暇を過ごすことができるのはすごいことだなぁ…と感じていました。
都立の知的障害特別学校で13年。
重度重複学級担任1年、自閉症学級担任9年、大学院休職1年、新設校開設準備1年、主幹教諭1年(学年付き教員)の13年。
どのお子さんも社会性と生活スキルを身につけることが大切だということを常々考えていました。
途中、筑波大学大学院で、子どもたちが体の動きを他者と共有する中で他者意識を高めていくといった社会性の発達について研究を行いました。
その後、日本特殊教育学会のポスター発表やシンポジウムも行っています。
今年の9月の日本特殊教育学会でプログラミング学習について発表する予定です。
そして、2020年4月、くらしのまなび舎Oleaを設立。
これまで、お子さんたちの学校での姿も放課後での姿も見て、一緒に過ごしてきました。
学校の仕組みはもちろん、福祉の仕組みも理解しています。
(もし「あら、困ったわ…」「こんな時はどうしよう…」ということがありましたら、是非ご連絡ください!お力になれることがあるかもしれません。)
そこがわたしの強みだと思っています。
お子さんの成長を支えること、ご家族のみなさんとあれこれいろんな話をすること、これがわたしの生きがいです!
本当に…?と思われるかもしれませんが、本当です‼
きっとわたしの夢をお話したらわかっていただけると思います。(それは、直接お会いしたときに…)
ざっと書いたつもりでしたが、長くなってしまいました…
後日、ひとつひとつのエピソードを丁寧にご紹介できたらなぁと思います。
少しでもこれをとおして、竹内とは…何者?から、竹内とは…こんな人かぁ!と思ってもらえたらうれしいです。
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Oleaのひみつ!~勉強編~
こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの竹内です。
今日は、Oleaのひみつ!~勉強編~です。
Oleaでは『勉強』の時間もあります。
これもお子さんのなりたい自分に向けて、それぞれの状況に合わせて行っています。
字は書けるようになってほしいですよね。
写真はOleaのオリジナルプリントで学習している様子です。
普段のお子さんとの会話で言い間違えている言葉、レッスンに具体物として出てくる道具の名前、読めたら興味が広がりそうな漢字(例:地名・看板)などなどをお子さんの興味のあることと混ぜながら学習できるようにしています。
なので、お子さんの集中力はすごい!
自分でも誰かにでも読んでもらえる字を書けるように、じっくりゆっくり練習します。
1枚のプリントに20分くらいかけることも…でも集中力は持続します。
マンツーマンレッスンだからできること!
音読もOleaでは大事な勉強のひとつ。
書くためにはたくさん読むことが近道。
文字を読んだり、パートナーの手本に合わせて、声を出す。
いろんな音や大きさの声を出す。
日々の生活の中での声量の調整や、食事のときの口の使い方も上手になります。
(詳しくは、Instagramに投稿しています)
Oleaを応援してくださる企業様よりご提供いただいているたくさんの具体的な操作を伴う教材もたくさんあります。
洗濯ばさみをぱっとつまむことが難しいお子さんには、いろんな大きさのビーズとおしを…
お皿のどこにでも盛りつけてしまうお子さんには、全体像を把握するためにパズルを… などなど。
くらしを豊かにするための課題をみつけ、じっくり取り組みます。
このところ、Instagramでもご紹介しているプログラミング。
これは生活に必要な考え方を覚えたり、整理したり…『思考』をまなびます。
(詳しくはInstagramをご覧ください)
Oleaには、「toio」などのアンプラグド教材から、パソコンやタブレットを使ってのビジュアルプログラミング教材まで用意しています。
お子さんに合わせた教材で、思考力を育みます。
どんな教材であれ、教材というものは、お子さんとのコミュニケーションツールだと考えています。
ただやればいいというのはまったく意味がありません。
誰とどのようにやるのかが大事です。
その中で、コミュニケーション力(聞く力・話す力・応じる力)を高め、お子さんのまなびたい意欲を満たすことができる勉強をしていきます。
これもマンツーマンレッスンだからできること!
それもレッスンや日々の生活にすぐに生かせる形での習得を目指しています。
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Oleaのひみつ!~プログラム編~
こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの竹内です。
今日は、Oleaのひみつ!~プログラム編~です。
昨日まで、Oleaの教室内の様子をお伝えしてきました。
…?普通の家じゃん!という声が聞こえてきそうです。
そうです!くらす力を育むOleaなので、レッスンの環境も家庭にある設備に近いものを…
ということで、このような場所でレッスンを行っています。
写真は、通室したばかりのお子さんには、視覚支援ツールを使います。
流れに安心できるようになってきたら、すぐに視覚支援は外します。
(なぜなら、くらす力を育むために、周りの環境やパートナーの動きに注目してほしいからです。)
これもお子さんの様子を見ながら、それぞれのペースで。
マンツーマンレッスンだからできること!
『Oleaくらしのアセスメント』を実施し、お子さんそれぞれに合わせた課題とペースでプログラムを組みます。
一例ですが、以下のような流れです。
◯放課後に通室する場合
平和島駅迎え→Oleaまでの道の歩き方練習→リラックスタイム→勉強/運動→入浴→夕食づくり→夕食→歯磨き→リラックスタイム→車でご自宅近くまで送り
◯土日に通室する場合
Oleaまでご家族送り→リラックスタイム→勉強→運動(ウォーキング)・買い物→昼食づくり→昼食→片づけ・歯磨き
→リラックスタイム→プログラミング→夕食づくり→夕食→片づけ・歯磨き→リラックスタイム→車でご自宅近くまで送り
おっ!盛りだくさん!
でも、平日は3~4時間、土日は9時間のレッスンを行っています。
なので、やること、やりたいことを相談しながらお子さんのペースで進めています。
毎回のプログラムは組んでいますが、お子さんの希望があれば、そちらを優先します。(内容にもよります…)
核となるトピックには自然な流れで誘い、お子さんの希望を相談で決められるときはそのように…
これもマンツーマンレッスンだからできること!
生活の流れを軸に、お子さん自身が生活を組み立て進めている感覚を味わってほしいと思っています。
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Oleaのひみつ!~洗濯・洗面・風呂編~
こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの竹内です。
今日は、Oleaのひみつ!~洗濯・洗面・風呂編~です。
入って正面に洗濯機、その隣に洗面台、その隣が風呂になっています。
洗濯。
毎回ではないですが、レッスンのタイミングが合えば、お子さんと一緒にします。
ピンチハンガーを使っててぬぐいやタオルを干したり、ハンガーでシャツを干したりします。
(Instagramにも干している様子を投稿しているので、ご覧ください。)
おうちでのお手伝いにも広がっています。
洗濯機の終わりの音を聞くと、洗濯機から洗濯物をかごにせっせと取り出して、干し場に運んでいるそうです。
お風呂。
これもレッスンで練習することもあります。
入浴前後の衣服の整理、頭・顔・体の洗い方、浴室内の整理の仕方などを練習します。
はじめの頃は、脱衣所の床に脱いだ服が(しかも上下それぞれ下着と一緒の2枚脱ぎ…)抜け殻のように散らかっていたお子さん。
先日のレッスンでは、脱いだ後に1枚ずつ、持ち帰り用の袋に軽くたたんでコンパクトにおさめていました。
ここまでには半年以上。少しずつスキルを獲得できるようにステップを組みました。
洗面。
手洗い・うがいをしたり。
(細かい話ですが、うがいでは、ボウルから水がこぼれないように口に含んだものを出す練習もします。姿勢や口から出すスピードやその時の口の形など。)
入浴後はドライヤーで髪を乾かしたり、ブラシでとかしたり。
食後は歯磨きをしたり。
練習を重ねると、本当の意味での鏡の使い方がわかるようになります。
身だしなみが整えられるようになります。
特にこの場所ですることには個人差があります。
お子さんの状況に合わせて少しずつステップを組んでいます。
そして、宿泊プログラムでは、この練習の成果や課題がみられる機会となります。
洗濯・洗面・風呂だけでなく、生活を総合的に力試しする機会です。
だからこその宿泊プログラムなんです!
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