Diary
パートナーのつぶやき…宿泊プログラムで身につける①
みなさん、こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの五味です。
ちょっと、時間があいてしまいましたが…
宿泊プログラムについて、つぶやきます。
先日、久しぶりの宿泊プログラムを実施しました。
(もちろん感染予防対策は以前と同様に万全に…)
Twitterでは、その様子をダイジェストでご案内しておりましたが、改めて今回の宿泊プログラムで感じたこと、つぶやいてみたいと思います。
宿泊プログラムは、Oleaの特色あるプログラムの一つであり、お子さんも私たちも様々な気づきや発見を得ることができるプログラムです。
今回は緊急事態宣言の発令が長引いたこともあり、数ヶ月ぶりの実施となりましたが、継続すること、積み重ねていくことの大切さを改めて思い知らされました。
お子さんの成長の過程では「気づいたらできるようになってました!」というような話をよく耳にしたりしますが、私はお子さんたちが何かをできるようになる前段階に必ずその兆しがあるように思っています。
よーく見ていると、また振り返ってみると、『これ?』という場面が必ずあります。
今回も食事づくりや自分の荷物の管理、友達との関わり方などで、また新たなステップに入った、言葉かけする内容が変わったなぁという場面がありました。
例えば…荷物の整理や管理の場面。
以前ならば、「靴下」「薬」など、ひとつひとつ名称を伝え、バッグから荷物を出していました。
集中が途切れないように、パートナーもお子さんの近くに座って、出し入れの手伝いもしていました。
しかし、今回、2日目の朝。
靴下を履いていなかったので「出かけるから、靴下履こうよ」という言葉かけをしました。
すると、お子さんは自分でバッグを開け、探し始めました。
パートナーは少し離れたところで見守ります。
お子さんは、バッグの中身を出したり入れたりを繰り返しながら、諦めずに探し出すことができました。
所要時間は15分。たかが靴下で15分⁉そんなに時間かけるの⁈と驚かれるかもしれませんが、お子さんにとっては大切な時間でした。
日々の生活のスピードの中では、自分でやろうとしても時間が足りなかったり、準備してもらっていたりとやり遂げる機会は少ないかもしれません。
個別学習で課題を最後までやりきることが大切だと言われ、スタートとゴールを意識した学習をするのと同じように、生活に関わるあれこれも、自分でやり遂げる経験がそれらの知識を広げ、力として身についていくものだと考えています。(むしろ、生活あれこれの方が大事?!)
宿泊プログラムは、お子さんそれぞれの生活に関わるスキルの定着度の確認して、その後の課題を明らかにするとともに、それぞれのスキルを時間をかけて最後までやりきってみる経験を積み重ねる大切な機会です。
この機会にこそ、成長の『これ?』がつまっています。