Diary
パートナーのつぶやき…宿泊プログラムで身につける②
みなさん、こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの五味です。
Oleaの特色あるプログラムである宿泊プログラム。
積み重ねていくことが大切だと実感した...と前回書きましたが、もうひとつ積み重ねのおはなし。
少し前のつぶやきで、ねらいのひとつに「くらしにどのくらい興味があるかな?」というものがあるとお伝えしました。
そもそも、お子さんたちが興味をもつ瞬間って、どんな時だと思いますか...
お子さんたちが、おもちゃとか映像とかをパッと見て、直感的に「面白そう!」と興味をもつ...とか。
周囲の人達が、あまりにも美味しそうに頬張っていたり、においや色にそそられたりして、直感的に「美味しそう!」と興味をもつ…とか。
お子さんたちがもつ興味って、比較的そういう「直感的な」興味が多いように思います。
しかし、Oleaのレッスンでもつ興味や宿泊プログラムでもつ興味は、「じわじわと湧き上がり、染みわたる」興味だと感じています。
例えば、掃除。
最初は、全く気にするそぶりもなく、こちらから誘っても全く目にもくれず、試しに一緒に渋々やってみると、すぐに離脱...
しかし、こちらが集中して?熱心に?楽しそうに?続けていると何かを感じるようで、お子さんたちの視線が少しずつ向いてきます。
そして、傍に来てこちらの作業の様子を見たり、小声で「交代」と言って、掃除機をかけ始めたり、モップを掛けたり、布団干しをしたり...
まさにこの過程は、じわじわと湧き上がり、染みわたる興味ではないかと思うんです。
その他、食事の準備や片付け、BBQの器材仕込みや火起こし、お風呂の準備や片付け等々、宿泊プログラムに参加する当初はお客様な感じのお子さんたちが、パートナーの代わりに、パートナーと一緒に、くらしの流れをつくっていきます。
こうして、くらしへの興味が増えていく...
こんなふうにじわじわと広がる興味を積み重ねられるのが、宿泊プログラムであると、感じています。
このような体感から得た興味は、直感的な興味よりも、ずっとお子さんたちの心に刻み込まれ、いつまでも持続する興味だと思います。
(生活スキルの獲得のはじまりは、むしろこちらのじわじわくる興味の方です)
そして実はこの興味こそが、将来の進路選択の際の興味の源泉ではないかと考えていたりします...お子さんたちの将来が本当に楽しみです!