Diary

2021-09-20 12:00:00

パートナーのつぶやき…てまり寿司からのまなび

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みなさん、こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの竹内です。

2日にわたって、うどん打ちからのまなびをお伝えしましたが、今日は『てまり寿司からのまなび』です。

Oleaの食事メニューは、食事バランスを考え、高たんぱく低カロリーメニューでも満足できる!を目指していますが、お子さんの「つくってみたい!」というリクエストに応え、お子さんと一緒にメニューづくりをすることもあります。

ある日のレッスンで、「てまり寿司、食べてみたい」と、つぶやくお子さん。
「今度、つくってみよう!」と応えると、うれしそう。
好きなお料理アプリから食べてみたいものをリクエスト。
(タブレットで遊ぶ時間が長い…とお悩みのご家庭もあるかと思いますが、このような興味やまなびにつながる使い方、いいですね!)

そして、いよいよ、てまり寿司に挑戦!
お子さんと一緒につくったOlea特製の梅酢と梅サワー(梅+氷砂糖+酢)を使って酢飯をつくり、具(ネタ)を用意して…
アプリの手順を思い出して、器用にラップで丸めて満足気。
大好きなマヨネーズもちょっぴりトッピングしながら、てまり寿司の完成!
野菜もモリモリ食べていました。

ちなみに具は、カニカマ、炒り卵、きゅうり、にんじんで、サラダてまり寿司。
彩りがとってもきれい。
その日は、味噌汁と煮物、温かい日本茶も添えました。

おいしい体験はもちろん、てまり寿司からこんなこともまなぶことができました。
それは…

◯二次元(お料理アプリ)から三次元(レシピの再現)での体験
お料理アプリで見知ったことを、実際つくってみた。
そうしたら、できちゃった、おもしろかった、おいしかった。という体験。

◯梅しごとから、物の変化に気づく体験
あのときキレイな緑色でぷくぷくだった梅が、しわしわになっちゃった。
でも、自分でビンに詰めたものが今日の料理になるんだ。という体験。

それぞれの体験では、イメージできることもできないことも、実際にやってみることで、イメージの具体化、手指や道具の使い方、時間の経過とともに物が変化することへの気づき、過去が現在につながっていることをまなぶことができました。
さらに、「食」を題材にしたまなびは、味覚でも感じられるので、印象が深まり、とても効果的です。

このような、実感を伴ったまなびは、心や体に刻み込まれ、周囲の人や物に主体的に関わる力を育むことができると考えています。

Trial Lesson受付中です。
個別に行いますが、オンラインでも受け付けております。
日程が合わない場合は、Contactよりご希望の日時をお知らせください。
(いくつか候補日を挙げていただけるとうれしいです‼)

2021-09-19 12:00:00

パートナーのつぶやき…うどん打ちからのまなび②

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みなさん、こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの竹内です。

今日は「ストーリー」に注目してうどん打ちを見ていきます。

Oleaでは、打ったうどんはちゃんと1食になります。おやつではありません。
うどんを打たないとごはんがない…
(パートナーにも失敗できない緊張感があったり…)
通室を重ねると、お子さんも、自分も何か参加することで、ごはんができることがわかってきます。
とはいえ、ここにネガティブな要素はありません。
ただ待っていても出てこないというよりも、「つくる」ことのおもしろさに気づきだします。

うどんには「いただきます」までに次のようなストーリーがあります。

・うどんを打つ
・うどんをゆでる
・つけ汁・かけ汁などをつくる
・副菜をつくる
・盛り付ける
・いただきます

それぞれの行動を見ていくと…
「うどんを打つ」と一言で言っても、時間的には生地を寝かす時間もあるので少し時間が空くことがあります。
うどんをゆでながら、汁をつくったり、副菜をつくったり、配膳をしたり…とパラレルに動くこともあります。
上記のようにストーリーを書き出しても、一つずつ上から下に流れるのではなく、それぞれの時間の長短、並行した作業…と食べるまでにはいろんな時間軸を考えながら「いただきます」まで進行します。
まさにプログラミング的思考が生活場面において役立つ場面とも言えます。

さらにうどん打ちを通して、社会情動的スキルである「最後までやりきる力」「人とうまく関わる力」「感情をコントロールする力」のどの力も育むことができると思います。

◯最後までやり切る力
うどんを打つところから「いただきます」まで、時間軸を意識しながら作業内容を理解し進めていきます。

◯人とうまく関わる力
すべてお子さん一人ではできません。
そこで、パートナーとのやりとりやパートナーからのアドバイスを受けてうまく作業が進むようにしていきます。

◯感情をコントロールする力
「おなかすいたー!」と怒るお子さんは一人もいません。
自分も料理に関わることが、おもしろさや期待につながり「快の情動」が保持されます。

Oleaのうどん打ちは、楽しい!おいしい!裏側にしっかりお子さんたちに身につけてほしい力を用意しています。

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2021-09-18 12:00:00

パートナーのつぶやき…うどん打ちからのまなび①

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みなさん、こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの竹内です。

Oleaのプログラムのひとつにうどん打ちがあります。
回を重ねる度に、パートナーもかなり手際よくなってきました!

さて、「うどん打ち」。
実はいろんな力を育むことができることが改めてわかりました。

まずは、「動き」に注目。

◯粉に塩水を入れて、「こねる」
 粉がサラサラ→ベトベト→モチモチに感触が変わっていきます。
 「うどんが好き!」のモチベーションで、ベトベトが嫌いなお子さんもがんばります。

◯生地を「踏む」
 かかとでグイグイ踏みます。
 足の部位を意識して踏まなくてはならないので、意識的に体を使う練習になります。
 これも「うどん食べたい!」(それと少し踏む感覚がおもしろい!)がモチベーション。

◯生地を「延ばす」
 3cmくらいの球体にした生地を綿棒を使って、伸ばします。
 手のひらを使って少しずつ延ばします。
 指先では力が入らないし、一気につぶしてしまうとうまく延びないし…
 手のひらのいろんな部分を使って、力を調整していきます。

◯生地を「切る」
 見本と同じ太さになるように切ります。
 子どもたちに「うどん」のイメージがあるので、見本に近づけようと包丁を動かします。
 切りやすい包丁の角度も調整しています。

うどん打ちから、お子さんの得意な動きや苦手な動きが見えてきます。
そして、うどん打ちの中でも、得意な動きには磨きがかかり、苦手な動きは少しずつうまくなっていきます。

今日は「動き」に注目してうどんを打ちを整理してみました。
次回は「ストーリー」に注目してうどん打ちを考えてみたいと思います。

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2021-09-17 12:00:00

パートナーのつぶやき…聞いて!聞いて!

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みなさん、こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの竹内です。

レッスンの片付けが終わり、一息ついていたある土曜日の夕暮れ。
電話が鳴りました。
電話の主は、その日の半日レッスンに来ていたお子さんのお母様からでした。

なんだろう…と思いながら、テレビ電話に出ると…

お母様:〇〇(お子さん)が、報告したいことがあるというので、聞いてもらっていいですか?
Olea:はい。〇〇さん、どうしたの?
お子さん:(びっくりしたような、ややきょとんとした表情で)なす、食べた!お蕎麦、食べた!
お母様:お手伝いもして、みんなで一緒にご飯食べたんだよね。
Olea:すごいね!なす、食べたんだ!お手伝いもやって、みんなで食べて…すごいなあ!!エプロンも似合ってるよ!カッコいいよ!!
お子さん:うん…(照れる)ネコ…(エプロンの模様)
Olea:今度、Oleaでも、なすを一緒に食べようね。
お子さん:はい!(きゃはは〜と画面からいなくなる…)

…なんと!
・なすを食べたこと
・家族みんなでそろってご飯(大好きなお蕎麦)を食べたこと
・夕食の準備のお手伝いをしたこと
をお子さん自身が報告してくれたお電話でした。

ごはんの準備、おもしろい!
一緒に「いただきます」で、みんなにっこり!
 いろんな野菜、おいしいかも!
Oleaでの経験がご家庭でも発揮できていることに感動!

その後、お母様から、メッセージが届きました。
「実は、前から、事あるごとに、『電話する!』と言っていたので、ごまかしていたのですが。」とのこと。
「いつでも、いろんな報告お待ちしています!」と返信。

その電話がお子さんの自信につながるのであれば、わたしたちもこの上ない喜びです。
これからもご家族と一緒にお子さんの成長、そしてお子さんの未来を育んでいきたいです。

余談ですが…
この日のこの流れで、お母様とのメッセージのやりとりの中から、
次の生活スキルの目標ができました。
電話をつかえるようになること。

テレビ電話では、自分のしたことを報告してくれました。
お母様もこれから緊急時など、困ったときに自分で電話ができるようになってほしいと望んでいます。
Oleaでの生活の中に「電話」ストーリーを入れ込んだプログラムを、つっくていこうと思います。
さて、どんな仕掛け(必然性)をつくっていきましょうか‼

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2021-09-16 12:00:00

パートナーのつぶやき…やってみよう!と思って、やってみた!

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みなさん、こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの竹内です。

ごはんの準備中。
「お茶を入れよう!」とお茶の準備を始めたお子さんがいました。
そんなときはパートナーは見守ります。(お子さんには気づかれないように…)

慎重に冷蔵庫からお茶を取り出し、みんなのコップに注いでいきます。
順調に注いでいき、途中でちょこっとこぼしてしまいました。
どうするかなぁ…と思っていると…

すべてのコップにお茶を入れ終わると、キョロキョロして近くにあった台ふきんを見つけ、拭きとっていきました。

お茶を冷蔵庫に戻し、パートナーの顔をちらっと見て達成感で満足そうな表情。
その表情にパートナーもにっこり。
お互いの笑顔にあたたかな雰囲気が流れました。
これまでパートナーがやっていたお茶入れを「やってみたい!」という本人の気持ちが、この一連の流れをつくったのだと思います。

くらしのまなび舎Oleaでは、子どもたちの「やってみたい!」気持ちを引き出す、そして子どもたち自ら行動する…
そんな環境やプログラムづくりを、「くらし」をテーマに行っています。

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