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2024-06-14 12:00:00

こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの五味です。
前回少しお話しした『なぜOlea農園なのか』ということについてお話ししたいと思います。

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↑6月のはじめに収穫したブロッコリー
(この時期ははじめて。お子さん「畑のブロッコリー?」と不思議そう。でも、もりもり食べていましたw)


Oleaをスタートするにあたり、やってみたかったこと。
それは農の要素を活用すること。ここでいう農とは農作物のこと。
自分自身が農があるライフスタイルになじみがあるので、農作物をつくったり、できあがった野菜類を食べてみたり、次は何をつくろうか、また同じものをつくろうかと相談して、次のシーズンに新たな農作物をつくって、食べて...そういったことをOleaのレッスンでやってみたいと考えておりました。
最近では農福連携などという取り組みもあり、ゆっくりと着実に育っていく人たちによる生産活動に、農の要素はとても親和性があるというふうに言われております。
その理由として、農作物の生長がゆっくりと着実に育っていく人たちの思考や行動にマッチしている、成果が収穫物として目に見えて、おなかに入っていくという点で、わかりやすいことが挙げられています。
私はそれに加え、Oleaにとって、次のことも農の要素を取り入れる重要な意味があると考えています。


①Oleaに集うお子さんの好き嫌いは食わず嫌いにあり
特にスーパーに並ぶ野菜類は流通の都合上、とれたてのものと比較するとどうしても風味が落ちるので、野菜類の悪いところ...苦みとかえぐみとか歯ごたえのない食感などが出がち。
ならば、とれたての野菜類を食する経験をすることで食わず嫌いをなくしてもらい、好き嫌いを改善するとともに、好き嫌いから派生する食に対する苦手イメージも払拭させてしまおうということです。

②労働をするということ、貢献をするということへの実感
Oleaに集うご家庭では、Oleaの異名を「とれたて野菜を持って帰ってくる塾」というふうに呼んでくださっているそうです(笑)
最初にこのことを聞いたとき、腹を抱えて笑ってしまいましたが、まんざらでもないなぁと思っています。
お子さんたちが農園で農作物のお世話をすることで、めでたく収穫を迎え、おなかいっぱい食することで労働の意味を感じたり、ご家庭にもって帰って、ご家族に感謝されることで、他者に貢献するということを感じたり(いわば初任給で両親にレストランでの食事や旅行をプレゼントするようなもの)...
そんなことを積み重ねることで、学校卒業後のエージェンシーを知らず知らずのうちに身につけてもらえたらと思っています。

あるお子さんの言葉を借りれば、「畑はおいしい!」と、それまで好きだった野菜はそれ以上に、苦手だった野菜も食べられるようになっています。
四季や旬もなんとなく感じているようにも思います。
だんだん暑くなってきたから、今度とれるのはトマトかな?とわくわくしたり。
「去年、ブロッコリーが雪で寒そうだったよね~」と降る雪を眺めたり。
とれたての玉ねぎの根切りが手慣れてきたり。
野菜を育てて収穫して食べる経験は、お子さんたちの気持ちをゆさぶり、見える・感じる・触れる世界を広げているようです。

2024-06-11 12:00:00

みなさん、こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの五味・竹内です。

梅雨入り坊やがまだやってこないので、そのすきにOlea農園では収穫作業をお子さんとしました。

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まずは、じゃがいも!
ノーザンルビー、キタムラサキ、ポロシリ、いろとりどりの立派なじゃがいもがとれました。
じゃがいもと言えば…とお子さんたちのイメージにあるじゃがいもとはちがう見た目のじゃがいもも。
以前ならば、見た目だけで「いらない…」と言っていたお子さんも、『じゃがいも』と聞いてチャレンジ。
「おいしい」と安心と納得の表情で食べています。

続いて、キャベツ!

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たけのこ型のキャベツができました。
まわりの葉っぱは、ハラぺこな虫たちにもお裾分けすることになっていますが、中はギュッとつまったおいしいキャベツに。

そして、いろとりどりの花々。

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マロウ、ボリジ、カモミール。
乾燥させてハーブティーにします。
1度の収穫で300以上の花々。
キレイに洗って、キレイに並べて、乾燥させます。

Olea農園の近況をお伝えしましたが、そもそもなぜOlea農園なのか…
これはまた次回お話しすることにします。

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