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こんにちは。くらしのまなび舎Oleaの竹内です。
言わずもがな…毎日暑いですね…
夏休みは、ご家庭で過ごす時間も増えますね。
その中で『えっ?』『何?』『どうして?』、そして『困った…』と思うこと、ありませんか?
そこで、今日は『困った…』を変えていく、ひとつヒントになるかなぁとお話したいと思います。
『知る』が増えると『困る』は減っていくということ。
お子さんの様子を見ていて『困った…』と思う言動は、お子さんにとっては知らないことだったり不安だったりということがあります。
ならば、『知る』を増やして、不安を減らせばいいという話になります。
では、どうやって…?
そもそも『知る』を増やすことはひとりではできません。
安心できる誰かにリードされ、新しいことに触れてみることで世界が『知る』が広がっていきます。
誰かと一緒に『知る』の過程を経験することが、不安を減らすことにもつながります。
ご家族はもちろんのこと、外部にも『この人なら大丈夫!』という人がつくれると心強いでしょう。
(Oleaはその『この人』になれるよう、お互いにとって心地よいやりとりを土台として育てていきたいと思っています。)
『知る』の量は経験の量とも言えます。
『困った…』の場面をやり過ごすのもひとつの方法かもしれませんが、やり過ごしたものはその先にまたやってきます。
どうやったら『困った…』を変えていけるか、具体的に経験の中でお子さんに実感をもって知って覚えてほしいと思っています。
少し抽象的なお話でわかりにくいかもしれませんが、具体的なことをお知りになりたい場合は、Oleaまでご連絡ください。
夏休みというと『夏の決心』という曲を思い出します。
♪やりたいことが 目の前にありすぎて
♪一秒一秒が命がけ
♪まばたきもできない場所
目の前のことに夢中でキラキラと、太陽のもとで大汗かいて一生懸命!みたいな情景が浮かびます。
暑さもそれへの警戒も数十年前とは変わっていますが、何かひとつこの夏休み、夢中になれることがみつかるといいですね!
Oleaでも、そのお手伝いをしています。
こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの竹内です。
ようやく梅雨らしい天気。
今朝は多摩川を自転車で渡ったら、土手にポツンと1株のアジサイ。
1株なのに色とりどりの花が咲いていて、雨でしっとり濡れたアジサイは色鮮やかでとてもきれいでした。
個人的にはしとしと降る雨は、けっこう好きです。
雨に関するオノマトペ。
感じ方は人それぞれな部分もありますが、自分が感じたオノマトペと相手が感じたオノマトペが合うとなんだかうれしい気持ちにもなります。
お子さんがOleaにやってきて「雨が降ってた…」と、面倒くさそうに傘をたたんでいるところ、パートナーが「どのくらい降ってた?」と聞くと「もうポツポツだよ」とのこと。
パートナーが外を見て、それまでザーザー降っていたのにだいぶ雨がおさまっている様子を見て「本当だ、ポツポツだね、ザーザー降りではなくて、よかったね!」とのやりとり。
これも共感体験のひとつ。
共感体験といえば思い出す『おもひでぽろぽろ』という映画での1シーン。これも天気の話。
広田くんがタエ子に「あ、雨の日と、くもりの日と晴れと、ど、どれが一番好き?」と聞く場面があります。
タエ子はもじもじしながら「くも…くもり」とこたえます。
すると、広田くんの頭の中でキャッチャーミットにボールがスパンとおさまる映像が流れます。
そして「あ、同じだ!」と。
誰かと「あ、同じだ!」と思える経験は、ぐっと人との距離を縮めます。
ことだけではなく、気持ちも同じになれば、なによりうれしい体験となります。
さてさて、みなさんは雨の日とくもりの日と晴れと、どれが一番好きですか?
こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの五味です。
前回少しお話しした『なぜOlea農園なのか』ということについてお話ししたいと思います。
↑6月のはじめに収穫したブロッコリー
(この時期ははじめて。お子さん「畑のブロッコリー?」と不思議そう。でも、もりもり食べていましたw)
Oleaをスタートするにあたり、やってみたかったこと。
それは農の要素を活用すること。ここでいう農とは農作物のこと。
自分自身が農があるライフスタイルになじみがあるので、農作物をつくったり、できあがった野菜類を食べてみたり、次は何をつくろうか、また同じものをつくろうかと相談して、次のシーズンに新たな農作物をつくって、食べて...そういったことをOleaのレッスンでやってみたいと考えておりました。
最近では農福連携などという取り組みもあり、ゆっくりと着実に育っていく人たちによる生産活動に、農の要素はとても親和性があるというふうに言われております。
その理由として、農作物の生長がゆっくりと着実に育っていく人たちの思考や行動にマッチしている、成果が収穫物として目に見えて、おなかに入っていくという点で、わかりやすいことが挙げられています。
私はそれに加え、Oleaにとって、次のことも農の要素を取り入れる重要な意味があると考えています。
①Oleaに集うお子さんの好き嫌いは食わず嫌いにあり
特にスーパーに並ぶ野菜類は流通の都合上、とれたてのものと比較するとどうしても風味が落ちるので、野菜類の悪いところ...苦みとかえぐみとか歯ごたえのない食感などが出がち。
ならば、とれたての野菜類を食する経験をすることで食わず嫌いをなくしてもらい、好き嫌いを改善するとともに、好き嫌いから派生する食に対する苦手イメージも払拭させてしまおうということです。
②労働をするということ、貢献をするということへの実感
Oleaに集うご家庭では、Oleaの異名を「とれたて野菜を持って帰ってくる塾」というふうに呼んでくださっているそうです(笑)
最初にこのことを聞いたとき、腹を抱えて笑ってしまいましたが、まんざらでもないなぁと思っています。
お子さんたちが農園で農作物のお世話をすることで、めでたく収穫を迎え、おなかいっぱい食することで労働の意味を感じたり、ご家庭にもって帰って、ご家族に感謝されることで、他者に貢献するということを感じたり(いわば初任給で両親にレストランでの食事や旅行をプレゼントするようなもの)...
そんなことを積み重ねることで、学校卒業後のエージェンシーを知らず知らずのうちに身につけてもらえたらと思っています。
あるお子さんの言葉を借りれば、「畑はおいしい!」と、それまで好きだった野菜はそれ以上に、苦手だった野菜も食べられるようになっています。
四季や旬もなんとなく感じているようにも思います。
だんだん暑くなってきたから、今度とれるのはトマトかな?とわくわくしたり。
「去年、ブロッコリーが雪で寒そうだったよね~」と降る雪を眺めたり。
とれたての玉ねぎの根切りが手慣れてきたり。
野菜を育てて収穫して食べる経験は、お子さんたちの気持ちをゆさぶり、見える・感じる・触れる世界を広げているようです。
みなさん、こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの五味・竹内です。
梅雨入り坊やがまだやってこないので、そのすきにOlea農園では収穫作業をお子さんとしました。
まずは、じゃがいも!
ノーザンルビー、キタムラサキ、ポロシリ、いろとりどりの立派なじゃがいもがとれました。
じゃがいもと言えば…とお子さんたちのイメージにあるじゃがいもとはちがう見た目のじゃがいもも。
以前ならば、見た目だけで「いらない…」と言っていたお子さんも、『じゃがいも』と聞いてチャレンジ。
「おいしい」と安心と納得の表情で食べています。
続いて、キャベツ!
たけのこ型のキャベツができました。
まわりの葉っぱは、ハラぺこな虫たちにもお裾分けすることになっていますが、中はギュッとつまったおいしいキャベツに。
そして、いろとりどりの花々。
マロウ、ボリジ、カモミール。
乾燥させてハーブティーにします。
1度の収穫で300以上の花々。
キレイに洗って、キレイに並べて、乾燥させます。
Olea農園の近況をお伝えしましたが、そもそもなぜOlea農園なのか…
これはまた次回お話しすることにします。
みなさん、こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの竹内です。
しばしのおやすみ(GW)に、肩の力も抜けている頃でしょうか。
いろいろと環境が変わる4月…みなさん、うまく乗りこなせましたか?
Oleaにやってくるお子さんも、4月はお疲れの様子でした。
一見、元気に見えるのですが、いつもよりも言葉が多かったり、動きが多かったり、呼吸が浅かったり…
ここはOleaだよ!やすんでいいんだよ~!と、言葉でも雰囲気でも目いっぱいお子さんたちに伝えていきます。
ソファに座ったり、床に腰をおろしたり、ゴロゴロしたりとやすめる時間が少しずつ増えてくると、表情に余裕が出てきたり、肩の位置が下がったり、鼻呼吸ができるようになったり。
その場にいる自分を含めた人や自分のまわりのものを意識することができるようになり、固くなった空気感も柔らかくなってきます。
一方で、「疲れちゃった~少しやすんでから◯◯していい?」などと、自ら疲れたことに気づき、自分なりの疲労感の受け流し方を実践するお子さんも出てきました。
お茶をのんだり、短時間昼寝をしたり、はたまたシャワーをゆっくり浴びたり、それぞれのほぐし方を知りつつあります。
これって、生きていくうえでとても重要なことですよね!
なんか、元気だなぁ…よくしゃべるなぁ…は、実はすごく疲れている、そしてどうやってやすんだらいいかわからないことのあらわれかもしれません。
是非是非、お子さんの様子をよく見てみてください。
さて、Oleaでこっそり五味が育てている野菜の種たちもこの暖かさにむくむくと芽を出し始めました。
この後、めきめきと育っていくのか、のんびりゆったりのびのび育っていくのか、これもまた楽しみです。
むくむくと芽吹いている時期。土の様子を見ながら水をあげ、暖かくなる季節に馴染みながら育つ変化を毎日じっと見守る時期です。
さてさて、苗となって、畑に解き放つとき…どんな生長を見せてくれるのか!?楽しみで仕方ありません。