Diary

2020-08-28 18:00:00

Oleaでは、毎回プログラムの様子を

電子連絡帳と映像で保護者の方にお伝えしています。

あわせて、プログラム終了後、保護者の方々と

映像を見ながらのフィードバックを大切にしています。

 

IMG20200827191921.jpg

 

そのフィードバックの時のお話です。

 

これまで、フィードバックの時間は

 早くその場から…

といった様子のお子さんが、

ここ何回か「おはなしー」と言いながら、

保護者がいらっしゃる前から椅子に座って待っていました。

 

そして、フィードバックがはじまり、

そのお子さんがじーっと見つめてきます。

 

パートナー:ねぇ、〇〇さん、すごくこっち見てるけど、

      〇〇さんが今日がんばっていたことをお話して、

      「すごいね」って褒めているんだよ。

      「こんなに頑張ったんだよ」って、

      お父さん、お母さんと一緒にビデオ見ながらお話しているんだよ。

お母様:そうだよ、「〇〇がこんなこともできるんだ、すごいなぁ」って

    お話していたんだよ。

    お家でもやってもらおうと思っているんだよ。

お子さん:…(ホントかぁ…?)

 

と、怪訝な表情をしつつも、一応は安心した様子。

その後は表情も緩み、いつもは一足先にお父様と車に向かうのですが、

この日はご家族一緒に「さようなら」ができました。

 

お子さんは、本当によく聞いていて、わかっているなぁと

ご家族へのフィードバック時に感じます。

 

自分自身も思い返せば、

三者面談や個人面談は、本当に嫌な時間でした。

 

まず、褒められることは一つもなく、

家で親からのお説教をもらう原因にしかならないもの。

苦痛を引き起こす、厄介なものでした。

 

このお子さんも私と同様、これまでの経験から、

 自分の親がフィードバックを受ける(悪い話を聞かされる…のか⁉)

  → 低い声色で残念だと話(お説教)をされる…のか⁉

   → ガッカリされて、雰囲気が悪くなる…のか⁉

というふうに、

フィードバックを感じ取っていたかもしれません。

 

しかし、フィードバックの場が、

 褒めてもらえる場

 居心地の悪くない場

ということがわかったことにより、

私たちに対する安心や信頼が深まり、保護者の方々に、

 伝えてほしい!

 話してほしい!

 聞いてもらいたい!

という気持ちが芽生え、

その時間の心地よさを感じられるようになったのだと思います。

 

だからこそ、「おはなしー」と座ってフィードバックの時間を

待っている(少しは楽しみにしている?)ようになったのかもしれませんね。

 

聞いていて…いいんだよね…?

いいんだよ!一緒に話そう!伝えよう!

2020-08-27 18:00:00

「できる」ことを増やすってどういうことでしょうか…?

 

Oleaでは、「できる」を「選択肢」として捉えています。

どういうことかと言うと…

 

IMG20200815122118.jpg

 

これは、あるお子さんが自分で用意した箸とフォークです。

 

◯大好きなきゅうりはフォークで食べたい。

(食べやすさと刺した時の感触が良いのでしょう)

◯その他は箸で食べたい。

 

ということで、2つの道具を自分で用意しています。

 

箸も使える、フォークも使える、スプーンも使えるという中から、

箸とフォークを用意。(しかも自分だけ。他の人は箸のみ用意してくれました)

もちろん、箸できゅうりも食べることはできますが、

ここは本人の「この道具を使いたい」気持ちを大切にしています。

 

ある日は、リクエストでハッシュドビーフをつくったところ、

みんなにスプーンとフォークを用意。

(この日は、パートナーがアシスタントになるくらい、

 ほぼ自分で料理を進めていました)

※Oleaでは、子供達とくらしをともにする大人をパートナーと呼んでいます。

 

IMG20200801115659.jpg

 

メニューを見て、使いやすい道具を出す。

よく見て感じて考えていますね!

 

食事の際に、効率的に道具を使うには、箸、フォーク、スプーンなど、

それぞれ使えるスキルを獲得していることが前提となります。

それぞれのスキルを育むことは、子供達の効率的な道具の選択につながります。

 

 

このことは食事の場面だけではありません。

みなさんも普段の生活の中で自然に「選択」して行動していると思います。

 

例えば…

◯洗濯機のコース選択(お急ぎコース?毛布コース?)

◯掃除用具の選択(掃除機?乾拭き?水拭き?)

◯衣服の選択(半袖?長袖?)

などなど…

 

Oleaでは、使えるスキルをたくさん増やし、

それらの中から効率の良いものを選択し、

効率的に使えるようになることを目指しています。

たくさんの「できる」(=選択肢)を増やし、効率的に使える力を一緒に育みませんか?

2020-08-24 18:00:00

教室の後片付けが終わり、一息ついていたある土曜日の夕暮れ。

電話が鳴りました。

 

200822洗濯ばさみ作業の手元写真2.png
( ↑ その日の洗濯物干しの様子 )

 

電話の主は、その日に通室していたお子さんのお母様からでした。

なんだろう…と思いながら、テレビ電話に出ると…

 

お母様:〇〇が、報告したいことがあるというので、

    聞いてもらっていいですか?

Olea:はーい。〇〇さん、どうしましたか?

お子さん:(びっくりしたような、ややきょとんとした表情で)

     なす、食べた!

     お蕎麦、食べた!

お母様:お手伝いもして、みんなで一緒にご飯食べたんだよね。     

Olea:すごーい!なす、食べたんだ!!

   お手伝いもやって、みんなで食べて・・・すごいなあ!!

   エプロンも似合ってるよ!カッコいいよ!!

お子さん:うん…(照れる)ネコ…(エプロンの模様)

Olea:今度、Oleaでも、なすの料理をして、一緒に食べようね!

お子さん:はい

 

…なんと!

 「なす」を食べたこと

 家族みんなでそろってご飯(大好きなお蕎麦)を食べたこと

 夕食の準備のお手伝いをしたこと

をお子さん自身が報告してくれたお電話でした。

 

Oleaでの経験がご家庭でも発揮できていることに感動!

 ごはんの準備、おもしろい!

 一緒に「いただきます」で、みんなにっこり!

 いろんな野菜、おいしいかも!

 

感激で、ウルウル目頭が熱くなり、

しばらく何も手につかない状態に…(T_T)

 

 

その後、お母様から、メッセージが届きました。

「実は、前から、事あるごとに、『電話する!』と言っていたので、

ごまかしていたのですが。」とのこと。

「いつでも、いろんな報告お待ちしています!」と返信。

その電話がお子さんの自信につながるのであれば、私達もこの上ない喜びです。

これからも一緒にお子さんの未来を育んでいきたいです。

 

余談ですが…

この日のこの流れで、お母様とのメッセージのやりとりの中から、

次の生活スキルの目標ができました。

「電話」です。

テレビ電話では、自分のしたことを報告してくれました。

 

お母様もこれから緊急時など、困ったときに電話できるようになってほしいと望んでいます。

Oleaでの生活の中に「電話」ストーリーを入れ込んだプログラムを、つっくていこうと思います。

さて、どんな仕掛け(必然性)をつくっていきましょうか‼ 

2020-08-17 12:00:00

先週のできごとですが、ブルーベリー狩りに行ってきました。

 

IMG20200812094206.jpg

 

今回のテーマは、

 ◯ 季節を味覚で感じること。

 ◯ 力の調整をしながらブルーベリーの実を「つまむ」こと。

 ◯ Oleaの外でも場に適した態度をとること。

 日々のOleaでの生活の力試しという位置づけで、出かけました。

もちろん、新型コロナウィルスや熱中症対策を万全に行い、

保護者同意のもとでの出発です! 

 

みかん狩りの経験のあるお子さんだったので、

「夏はブルーベリーがおいしい季節」

「みかん狩りは、冬になったら行こう」

 ということを伝え、納得。

そして、「いっぱい採って(摘んで)帰るよ!」と、意気揚々!

 

結果としては、この夏の酷な暑さにめげそうになりましたが、

それぞれの場面で、自分なりの楽しみを見つけながら、

夏の思い出づくりができたのではないかと思います。

 

今回設定したテーマに沿って、

このお出かけを振り返ってみたいと思います。

 

◯ 季節を味覚で感じること。

 残念ながら、口にすることはできませんでしたが、

 暑い中採るのがブルーベリーということを理解してくれたようです。

 ブルーベリーそのものやブルーベリーが木になっている様子が

 あまり見慣れないもの(未知との遭遇?!)、ということもあるせいか、

 今回は味覚を感じることは難しかったです。

 ちなみに、後日、「またブルーベリー狩りに行こうね!」と。

 何か、おもしろいことを見つけたようです…

 

〇 「つまむ」こと。

 Oleaでも、必然性のある手指を使うプログラムを多く取り入れています。

 例えば、食器運び、盛り付け、洗濯干し、タイピング練習、掃除…などなど。

 手指を上手に使うことは、生活スキルの上達にはとても大切です。

 ブルーベリーの大きさ、柔らかさなど、つぶれないようにとるには、

 必然的に力や動作の調整をしなくてはなりません。

 一緒にでかけたお子さんは、上手に親指と人差し指を使って、

 やさしくとることができました。

 しかも、お土産用の容器を見ると、大きな粒ばかり!

 暑かったせいか、とてもすばやい動作で摘んでいましたが、

 その中でも、目も手も効率的に使っていることがわかりました。

 

◯ Oleaの外でも場に適した態度をとること。

 「暑い、車(涼しいところ)に行きたい」、

 「汗…たくさんだから、お風呂に入りたい」と言いながらも、

 農園の方に「おはようございます」「さようなら」

 「ありがとうございました」「またね」と、あいさつができました。

 また、農園に来ていた女の子に「こんにちは」と声をかけ、応じてくれるとお互いにっこり!

 ほほえましかったです。

 

 さらに、帰りに外食しました。

 そこでも、Oleaでの食事場面と同じように、

 みんなでそろって「いただきます」をして、

 みんなが食べ終わるまで、「おいしかったねー」などの

 感想を言いながら待つことができました。

 

 食事の途中も、初めての場所の椅子とテーブルでしたが、

 食べやすいように椅子の位置を自分で調整していました。

 そして、こぼれてしまったり、口のまわりについてしまったりした時にも、

 さっと拭いていました。

  

総じて、日々のくらしの経験がバッチリ生かされた一日でした。

 

 

Oleaでは、お子さんの課題に合わせて外出プログラムを行っています。

それまでのプログラムで育んだ力の定着をチェックしたり、

ご家庭での課題と同じ状況下での対応方法を、一緒に考えるためです。

 

 

改めて、今回の外出プログラムを通して、感じたこと。

 

子供達の中にも当然のことながら、くらしの流れが備わっており、

不快でいっぱいにならないよう、自らうまく乗りこなす場面が、

日常の中にとてもたくさんあるということ。

 

これからも、日常の場面を自然に乗りこなせる術が身につくよう、

Oleaの中でのプログラムをつくっていきたいと思っています。

2020-08-05 18:00:00

社会情動的スキルは、獲得が早ければ早いほど、

その後の学習効果が高まると言われています。

( ⇒ Concept )

 

この社会情動的スキルとは主に、

 

 「最後までやりきる力」

 「人とうまく関わる力」

 「感情をコントロールする力」

 

の3つといわれており、

 

 「文字が読める、書ける」(文字の形や意味などがわかる)

 「時間がわかる、計算ができる」(数や量などがわかる)

 「一緒に並んで、まっすぐ歩く」(周囲の空間や距離感などがわかる)

 「ご飯粒を残さずに食べきる」(物のある・なしがわかる)

 

といった認知能力(上記に挙げたのはほんの一部)を、

より効果的に使いこなすために必要なのが社会情動的スキルです。

 

認知能力も社会情動的スキルも、

それ単体でトレーニングしていくのは難しく、

それぞれが相互に関わりながら育っていくものです。

 

IMG20200627095943.jpg

 

Oleaでは、3歳のお子さんから通室できます。

 

これまでのDiaryでは、小学生のエピソードを主にご紹介してきました。

就学前のお子さんも、小学生と同様に、

発達年齢・生活年齢に応じ、

一人ひとりアセスメントをしながら、

オーダーメイドで、プログラムを作成していきます。

 

はじめは、どのお子さんも短時間のプログラムからスタート。

お子さん本人の様子やご家庭とのご相談を通じ、

プログラムの内容と滞在時間をフレキシブルに設定しています。

 

短時間のプログラムを積み重ねていくことで

Oleaの環境に慣れ、

段階的に通常のプログラムに入っていけるよう

無理のないプランを立てています。

 

 

特に就学前のお子さんは、

まずは「人との信頼関係を結ぶこと」が大切です。

 

教材やおもちゃ(個別学習やあそび)など、

ものを介して「人とうまく関わる力」の基礎を育み、

信頼関係を築いていくことから始めます。(週1時間程度)

 

Oleaでの活動は、毎回映像でご家族がご覧いただけるよう、

ご報告しておりますが、

時には、実際にご家族も一緒に取り組む時間も設け、

お子さんの成長の様子を実感していただいたり、

ご家庭での取り組みのきっかけとしていただいたりしています。

 

 小さな積み重ねが大きな流れに変わっていきます。

はじめは30分、1時間かもしれませんが、

その先にはこれまで紹介してきた小学生の皆さんのような

「くらし」の成長場面に出会えるでしょう。

 

私たちは一緒にあなたのお子さんの「くらし」を育んでまいります。

まずは教室の体験・見学を!

Contactよりご都合の良い日時をお知らせください!! 

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ...