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ピンポーン。(インターフォンの音)
ガチャリ。(ドアの音)(お子さんによっては、同時に「ごめんください」)
ニッコニコで、靴を脱いで、荷物をおろし…手洗い・うがい。
(ピンポーンの後に、インターフォン越しにコミュニケーションできるように練習中ですが…)
その後は、テレビを見たり、持ってきたおもちゃで遊んだりしながら、
お茶を飲んだり、今日の予定を確認したり…
「今日は何時に起きたの?」
「朝ごはん何食べた?」
「学校の給食、何食べた?」
「この番組、面白いね。」
「今日のこのおもちゃは、なんていうの?」
などなど、よくある会話を交わしながら、一休み。
このようなホッと一息の時間や一緒に遊ぶ時間を大切にしています。
リラックスしている安心できる時間は、関係性を築くのにとても大切です。
また時には一緒にゴロゴロすることもあります。
そんな時にこそ感覚的に外からの程よい刺激を受け入れやすくなります。
プログラムの合間にもこのような時間、いわゆる「オフ」を設けており、
この時間は、お子さんのペースや遊びに大人が巻き込まれます。
【↑お麩のラスク】
そして、「さて、◯◯しようか!」と、
今度は大人のペースに子どもたちを巻き込む仕掛けをしていきます。
こちらが「オン」です。
子どもたちが、私たちの流れにのろうとするときに、
私たちが大切にしているのは、オンとオフの切り替えです。
具体的には、それまでやっていたあそび道具(おもちゃやテレビ等)を
片付ける(スイッチを切る)ことで、オンとオフの切り替えを促しています。
最初は、やっぱり言葉掛けが必要で、場合によっては一緒に片付けたりすることも。
もう少しオフを…とこちらの仕掛けにのれない時もあります。
そんな時は強制はせず、例えば食事づくりであれば、
材料を切ったり、混ぜたり、火を入れたり、盛り付けたり…等の
それぞれの作業一つ一つが始まる前に「やる?」と言葉掛けをし、
いつでもオンのスイッチを入れられるようにしていきます。
このように、わずかな時間であっても、
お子さん自身が取り組むことを繰り返すと、
いつのまにか、それまでのあそびをスパッとやめて、
大人と一緒に取り組みはじめます。
子どもたちの成長の瞬間。
頼もしく、凛々しい表情が見られる瞬間です。