Diary

2021-09-22 12:00:00

パートナーのつぶやき…おやつからのまなび

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みなさん、こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの竹内です。

写真は『お麩のラスク』。
これ、簡単につくれて、おいしいんです!

Oleaのおやつは、こんな感じ。

「今日のおやつは何?」
「つくれば、あるよ!」

子どもたちが「じゃあ、やってみよう!」となるか、「じゃあ、いいや…」となるか、わかれ道。

Oleaでは基本的に、おやつの時間はありません。
そのくらい、Oleaでの食事を楽しみに、よく食べるお子さんが多いです。

土日や長期休業中などの長めのレッスンの時には、食材に慣れたり、料理への興味を促したり、手指の使い方の練習で、おやつを手づくりすることがあります。
今回は、子どもたちと手づくりおやつについてお話します。

Olea定番のみそ汁の具でもあるお麩。

でも、あまり子どもたちには馴染みのない食材のようです。
料理をする経験がなければ、味噌汁に入れる前は、軽くてかたい、でも、力を入れると崩れちゃう…
みそ汁の中で、ふにゃふにゃもちもちするのは知らないかもしれません。

 

ものの状態の変化や、料理は同じ食材をいろんなに変えることができることに気づいて、料理っておもしろい!おいしいものがまたつくれた!と思ってもらえたら…
探していたら出会ったのが、このお麩のラスク。

材料は、ラスク30個分で、小町麩(焼き麩。味噌汁に入れる麩。)30個、マーガリン30g、砂糖 30gと、子どもたちが数字を意識しやすいように、麩の数、マーガリン・砂糖のはかりの目盛が、同じ「30」で合わせました。

作り方は、とっても簡単!
①マーガリンと砂糖を1つの器に入れ、電子レンジで1分加熱。(砂糖が溶けたらOK)
②①にお麩を入れ、スプーンでまんべんなく絡める。
③天板にクッキングシートを敷いて、重ならないようにお麩を並べる。(冒頭の写真)
④トースターで表面に色がつくまで焼く。(5分もかからない…焦げやすいので、よ~く庫内の様子を観察しながら)途中でひっくり返して両面焼くととってもおいしい!

熱いものを扱うので、「やけどに注意!」ということはもちろんですが、子どもたちは想像以上に慎重です。
普段の料理で、危なくない立ち位置から、料理から上がる湯気や熱気などを経験していることが大きいと思います。
ただ怖がるのではなく、安全に近づくことができるようになることも大切な力ですね。
ものと自分との距離感をはかる練習にもなります。

お麩を数えるのは、数字を実感できる良い経験。
「1、2、3・・・・・30」と1個ずつ数えていくお子さん、10を3回数えるお子さんなどなど、お子さんが数えることができる方法で30になるまで数えます。

味見をして、食べる時に数が減ると「どうして?」という顔をしていることがありますが、これから経験を重ねて、味見分を含めた材料を用意できるようになるといいなぁ、もしくは減ってしまってもそれをうまく分配できる力がつくといいなぁ、と思っています。

計量も数字を実感できる良い経験。少しずつ測るものを入れながら、目盛も見ながら計量するには、とてもいろいろな力が必要です。
まずは、計量って何だろう?ということで、目盛に注目してほしい!パートナーが測るものを入れて「30」になったら、お子さんに教えてもらうということから始めています。
少しずつ増やしたり、急に数字が変わるように増やしたり、デジタル数字への注目度は高いです。

料理の時間としては15~30分くらい。
その中にも実感を伴う、感覚、かず、ことばを育む場面がたくさん散りばめられています。
そのチャンスをパートナーは逃しません。
お子さんの視線がどこにあるか、いつも観察し、お子さんの実感を伴う体験のタイミングをはかっています。
そのタイミングがピッタリと合ったとき、それはそれは良い時間が流れます。

Oleaでは、実感を伴うまなびから、ことばやかずといった認知能力や、社会情動的スキル(最後までやり切る力・人とうまく関わる力・感情のコントロール)を育みます。

Trial Lesson受付中です。
個別に行いますが、オンラインでも受け付けております。
日程が合わない場合は、Contactよりご希望の日時をお知らせください。
(いくつか候補日を挙げていただけるとうれしいです‼)