Diary
パートナーのつぶやき…変化は乗りこなせる!
みなさん、こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの竹内です。
昨日まで2日に渡って、『変化を乗りこなす』というお話をしてきました。
でも…そんなの無理でしょ…と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
それが無理ではないのです。
現在、通室しているお子さんたちも、変化に応じることができる場面が増えてきています。
今までだったら、自分の思い(込み)でやっていることに関して、パートナーに何か言われたら…
すぐにイライラして投げ出していたことも、切り替えて、行動を自ら組み立て直せることが増えています!
ここでのポイントは、『変化に慣れる/耐える』ではなく、『変化を乗りこなす』ことです。
乗りこなすには、周囲の物理的・人的環境の把握、感情のコントロールが大切です。
例えば、料理の工程がわかってきたお子さんがいます。
お子さんが料理の途中で、『あれ?次どうするんだっけ?』という場面になったとき、お子さんはパートナーをちらりと見たり、「なんだっけ?」と尋ねたりすることがあります。
パートナーは、次の行動を言葉や具体的な動きですぐには示しません。
「なんだっけ?」とあえてとぼけてみたり、視線でヒントを伝えたり、お子さん自らが考えて行動してみることを促します。
すると、そうだった!と言わんばかりに、自信をもって行動にうつります。
これが、物理的な環境の把握を広げていくことにもつながると思っています。
また、誰と一緒にやっているのか、困ったら誰に聞こうかなどなど、人的な環境の把握も、お子さんたちのくらしを豊かにする力となります。
さらには、物理的・人的環境の把握をして、いくつかの工程を組み合わせていく経験を重ねることで、感情をコントロールしながら進行する場面が増えてきます。
このような料理場面での物理的・人的環境の把握や感情のコントロールは、日々の生活でも生きてきます。
通室生も、このような経験を継続することで、行動に変化が見られてきました。
以前ならば、何かに取り組もうとしたときに、目に入ったものをすぐに手に取り、どうしてよいかわからなくなる…そしてひとりでイライラ…ということがありました。
今では、取り組む前に、道具などの周りの環境を見まわしたり、「◯◯つくろう!」といったパートナーとの意図の共有ができてから、行動にうつるようになってきました。
ここまできたら、本人も周りも一安心。
変化が起こることを予想したり、変化があったときの対処が、できるようになります。
そうすることで、変化が急にやってきたぞ!と驚かなくても済むようになるので、感情のコントロールもできることが増えてきます。
そんなふうにして、Oleaの子どもたちは、ファジーを楽しみながら、変化を乗りこなしながら、くらす力をつけています。