Diary

2021-08-05 12:00:00

パートナーのつぶやき…お子さんからの発信にレシーブする

200822洗濯ばさみ作業の手元写真2.png

みなさん、こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの竹内です。

昨日は『まなび方をまなぶ』話をしました。
今日は『まなびを支える』という話をしたいと思います。

お子さんが、本物の体験から試行錯誤する場面を整える。
パートナーが大切にしていることは、「待って」と言わないこと。
マンツーマンレッスンだからできることではあるのですが。

お子さんからの視線、発声、発話、ジェスチャーなどなどの発信があったら、すぐに受け止め、反応します。
反応は言葉だけではありません。
表情、うなずき、タッピングなどなど、その時々の状況に合わせて、レシーブします。
すると、お子さんにも安心感が生まれます。

通室をはじめた頃に、環境の変化に戸惑うお子さんはいます…それは仕方のないこと。
でも、次第に3時間~9時間半(宿泊プログラムならば30時間以上!)のレッスン時間、ずっと安心して過ごせるようになってきます。
専門的な言葉で言うと、快の情動を保ち続けることができているのです。(常に笑っているわけではなく、嫌な状況はないということ)

大学院で、快の情動を育むこと、快の情動を表出すること、快の情動を保つことが大切であることをまなびました。
そのときに、同僚の教員が「不快の方がわかりやすいのではないか、不快を快にする方法を身につけた方がいいのでは?」と言っていて、うーん…と考えてしまいました。
確かに学校では、集団というものがあって、それと自分の行動がうまくマッチしないと不快な情動が生まれてしまいます。
その不快の情動の中では、まなびは生まれるか…
想像してみてください。めちゃくちゃ怒っているときに、新聞の社説を読んで理解することはできますか?
わたしはNOです。
やはり気持ちが整っているときではないと、入力は難しいのです。
それが、快の情動を保つ意味だと、今では理解しています。

とはいえ、ご家庭でお子さんからの発信にすべてレシーブするのは難しい…それはそうだと思います。
週に1回でもOleaのレッスンでパートナーのレシーブを受け続けると、お子さんの行動や心理的な落ち着き、さらにはまなびの意欲が高まっています。
ご家族のみなさまにも実感いただいています。
マンツーマンレッスンだからできること。じっくり丁寧に向き合います。


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