Diary
パートナーのつぶやき…感情を整える(後編)
みなさん、こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの竹内です。
今日は、不快の情動のお話…
先日のレッスンでのお話。
料理をはじめる前に、お子さんの表情があまりよくなく…(眠い…でも、自分で決めたメニューはつくりたいといった様子)
「つくる?見ていてもいいよ!」などなど確認をしましたが、お子さん「やりたい」と。
では、できるところまでやってみようということではじめました。
すると…お子さん、いつもは丁寧に扱うことができる調理用具を雑に扱う場面が…
安全に関わるところに関しては、パートナーは許しません。
危ないことと、料理の中断を伝えました。
もちろん、この状況…お子さんにとっては不快の情動が生まれますよね…
(注意された…わかっている…でも、眠い…うまくいかない…なんで…泣)
床にゴローンとなり、目をつぶり、しくしく泣きながらブツブツと自分を納得させるかのように言われたことを繰り返したり、「ごめんなさい…」と言ったり…
自分で、なんとかおさめようとしている様子が見られました。
わたしたちでも同じだと思いますが、不快の情動が生まれたときに、すぐになかったことにはできませんよね?
消化するまでに時間がかかります。
なので、話ができるようになるまで、近くで見守ります。
こちらの都合で「ごめんなさい」が終わりの合図のような終息の仕方はしません。
話ができるようになったら、どうしたらよかったのか、これからどうするかを話します。
お子さんによっては、これからやることを『正しく』確認します。
以前であれば、相手や近くのものに当たったり、急に笑い出したり(逃避…)することがあったお子さん。
今回は、注意された内容が自分でもまずいなぁと思えることだったこともあり、事態に向き合い、感情をコントロールする方法も時間もリカバリーがとても上手になっていました。
(通室をはじめて、1年2カ月。前回はいつだったかと思うくらい、久しぶりの不快の情動の表出でした。記録によれば、半年以上前…)
これも、快の情動が関係しているのです。
どうして…?
先日もお話したように、快の情動の中でお子さんのまなびを深めていくことが大切です。
(決してお子さんのご機嫌とりをしているわけではありません)
感情のコントロールは、Oleaが将来の自立に必要だと考える力のひとつです。
快の情動の引き出しを増やして、スムーズに開けたり閉めたりできるようになってきたことが、不快の情動が生まれたときにも、同じように引き出しを開けたり閉めたりしながらなんとかコントロールできるようになってきたと考えられます。
自分から床にゴローンとしたのもコントロールの仕方としては、大きいかなぁと思います。
入りすぎている力を、自分で抜くようにしたということです。
リラックスタイムの効果です。
不快の情動の表出は、本人も周りもつらいですよね…すぐになんとかしなきゃと思いがちなこと。
実は快の情動が表出されているときにこそ、不快の情動をリカバリーできるようになるヒントが隠れていることがあります。
どんなふうに、うれしさ、楽しさ、喜びを表出していますか?
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