Diary
パートナーのつぶやき…プログラミング的思考って…?
みなさん、こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの竹内です。
プログラミングをはじめたばかりのお子さんには、アンプラグドプログラミングがおすすめです。
パソコンやタブレットをつかわずに、プログラミングの考え方を体験的にまなぶことができます。
「toio」のタイトルのひとつ「GoGo ロボットプログラミング ~ロジーボのひみつ~」もアンプラグドプログラミング教材のひとつです。
カードを組み合わせてプログラミングし、ロボットに読み込ませ、実行するという流れの中で『考え方』をまなびます。
プログラミング的思考とは、どんなことでしょうか?
文部科学省によると、以下のような力であると言っています。
「自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力」
わかりますか…?正直、わたしにはわかりにくいです…
よくプログラミング的思考の説明を『料理』で例えることが多いのですが、ここでも「パスタをつくりたい」お子さんを例に考えてみたいと思います。
【パスタをつくる!】
◯パスタをつくるには、どんな材料や行為が必要?
はじめのころは、「食べたい」気持ちが先行し、完成したフライパンの中には興味があり、できあがったころにキッチンにやってきて、盛りつけを「やりたい」と...
次第に、料理の過程もちょこちょこ見に来るようになり、具を切ったり、パスタをゆでたり、炒めたり、部分的に参加。
◯完成までどんな順番で進める?
はじめのころは、硬いパスタとフライパンをながめて、「あれ?」という表情をしていたことがありました…
パスタづくりへの参加時間が長くなるにつれ、ゆでたり、炒めたり…には、順番がありそうだ…ということに気づいてきた様子。
◯並行して効率的に作業するには?
はじめのころは、ゆでている間、ずっと鍋の中のパスタをかき混ぜているのも…(飽きちゃう?退屈?)
次第に、ゆで始めたら時々かき混ぜて、ゆでている間に具を切ったり、途中まで炒めたりすると良さそう…(パートナーもやっていたし)と気づいた様子で、ゆではじめると「次は何をする?」とパートナーに尋ねるようになりました。
パスタをつくるのに、完成までに必要な行為が何かを考えたり、組み合わせたりすることで完成に近づけていく…まさにプログラミング的思考です。
これを体験的にまなんでいくことが、料理場面だけでなく、いろいろな生活場面でつかえる「考える力」を育んでいくのだと思います。
いわゆる視覚支援としての「1番◯◯、2番◯◯…」という示し方は、分解した手順を組み合わせるときに、『順次』はうまく示すことができますが、『繰り返し』や『条件分岐』は示しづらくなります。
効率的に作業を進めるには…?
以下のような整理の仕方もできるようになります。
このように、プログラミング的思考をつかって、手順を組み合わせることができると、それぞれの行為の時間的な尺まで含め、全体を把握することができるようになります。
生活トピックを題材にプログラミング的思考をまなぶことももちろんできます。
では、なぜプログラミング教材をつかってまなぶかというと…
「toio」のような整理された教材をつかえば、考え方の練習を効率的にすることができるからです。
プログラミング学習で得た考え方を生活に生かす。
生活で得た考え方をプログラミング学習で整理する。
どっちも大事な矢印だと思います。
プログラミング学習は決してエンジニアを育てるためのものではなく、生活に必要な考え方をまなぶ機会です。
プログラミング学習は、この考え方を獲得することがいちばんのねらいですが、「toio」をつかって学習を進めるうちに、その他にもお子さんの生活に必要な多くの力を育むことがわかってきました。
その様子を明日からお送りしたいと思います。
今日は、長くなってしまいました…
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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