Diary

2021-09-07 12:00:00

パートナーのつぶやき…身だしなみを整える

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みなさん、こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの竹内です。

身だしなみ…大切とは言われますが、お子さん、どのくらい自分で整えていますか?

例えば、こんな状況…
・シャツの裾を出しているのか、しまっているのか…
・ズボンの裾の上から靴下履いちゃった…
・襟が内側に入っちゃった…
・寝癖ぴょーん…
・目や口のまわり、何かついてる…
・爪が汚れている…伸びている…  などなど

教員時代にも、登校後に子どもたちと鏡を見ながら確認したものです。
これらの状況を把握して、改善するにはいくつもの力が必要です。
把握するには、直接または鏡で見る、違和感を感じとるなどの力が必要です。
改善するには、改善後の自分をイメージして体を動かしたり、道具を使いこなす力が必要です。
身だしなみは、人に与える印象も大きいです。
朝「いってきます」の前に…日中トイレに行ったときに…など、自分で意識して整えることができるようになるといいですよね。
冒頭の写真のお子さんもドライヤーに慣れてきたことをご家族に伝えたところ「お風呂の後に髪を整えておけば、朝かわいいのに!」とお子さんに声をかけていたのが印象的です。

Oleaでは、身だしなみに関してもその都度意識できるように言葉かけをし、本人と一緒に鏡を見たり、実際に直したりする場面をつくっています。
とはいえ、鏡を見たり違和感を感じとったりして状況を把握したり、その状況を改善したりすることは、すぐにできるようにはなりません。
なので、リラックスタイム、運動、あそびの場面で、視線の使い方やボディイメージが高まるような取り組みをしています。

また、改善に必要な道具を安全につかう練習もします。
冒頭の写真のお子さんがドライヤーとブラシをつかえるようになった過程をお話すると…

はじめのころはドライヤーからの温風や音に表情も固くなりがちでした…
「ここからは大丈夫?」など聞きながら、遠目から風を送ってみたり、冷風も使ってみたり…
タオルドライした髪の毛がだんだん乾く様子や、大好きな人形のように髪の毛がサラサラになっていく様子などを鏡や触感で感じる機会をつくったり…
次第に、温風や音にも慣れ、自分でドライヤーを持って乾かした方が速いことがわかると、自分でできるように!
合わせて、プラグの扱い方やドライヤーのコードの整理の仕方なども練習しました。
今では、準備から片付けまで安全に自分でできるようになりました。

ドライヤーを髪の毛全体にかけられるようになると、鏡を見ながら感覚もたよりにしてブラシで髪の毛全体をとかすことができるようになってきました。
ブラシが頭皮に当たる感覚が気になっていたようで、はじめのころは表面をなでるように動かしていましたが、最近では表面だけでなくとかしています。

今のところ、本人的には、ドライヤーもブラシも、乾いたのでOK!全体にかけられたのでOK!という様子です。これからはお子さん自身が「こんなふうに整えたいな」「こうするとおさまりがいいな」が終着点になるようになるといいなぁと思っています。ここまできてはじめて、自分で身だしなみを整える意識が育ったことになるかなぁと考えています。
そこに至るまでは、ひとつひとつの身だしなみをお子さんと一緒に整え、終着点をイメージできるように促し、お子さん自身が整えることができることを少しずつ増やしていく必要があります。(前提として、お子さんが大人のガイドを受け入れることができるようになることも大切です。)