Diary

2021-09-14 12:00:00

パートナーのつぶやき…かみあってない?

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みなさん、こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの竹内です。

もう、金木犀が!?
お子さんとのウォーキング中、驚きつつ写真を撮りました。

今日は、買い物に出かけたときのお話。

出発前に買うものリストをお子さんに渡しました。
うれしそう!
買い物メモを握りしめ、時々ちらちら見ながら、てくてく。

しばらくすると、そのメモをビリリ… 紙片がはらり…
「拾ってね」と声をかけると、お子さんはパートナーの反応を探るような表情をしつつ、紙片を拾い上げました。

拾った紙をもらって「何を買うの?」とお子さんに尋ねると、まさかの「ごめんなさい」…
えっ?なんか、かみあっていない?
何が起こったのでしょう…想像してみましょう。

◯お子さん→破ったことを怒られる… 
◯パートナー→ゴミはもって帰ろう。で、買う物覚えてる?
(お子さんが、すでに買う物3つを覚えているのだとしたら、覚えた後のメモの処理方法を伝えてなかったなぁ…ポケットに入れるとか…)

ということが、噛み合わないズレの原因だったのではないかと。

普段、子どもたちとのやりとりの中でこんなことありませんか?
子どもたちの行為のみに目がいってしまい、良くないと判断し、注意してしまうこと…ありますよね。

子どもたちは、自分がしたことについての意図や経緯、その後の自分の行動について問われたり、答えたりする経験が少ないのかもしれません。
なので、今回のような反射的な「ごめんなさい」になったのではないかと思います。

子どもがどんな意図でその行為をしているのか、まわりの大人の意図がしっかり子どもたちに届いているか、ということを常に観察し、コミュニケーションをとっていく必要性を痛感したエピソードです。

2021-09-13 12:00:00

パートナーのつぶやき…見ること・体験すること〜ご家族編〜

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みなさん、こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの竹内です。

Oleaでは、これまでもお話してきたように、子どもたちの体験活動を大切にしています。
そして、通室されるお子さんのご家族の方々にも実際に見ていただくこと、体験していただくことで、フィードバックしていくことも大切だと考えています。

まずは、見ること。
お子さんのまなびの様子を、その日のうちに映像とレポートでお知らせしています。
どちらもスマホ等でチェックすることができます。
とくに滞在時間の長いCheerfulコース、Plesantコースでは、毎回10本以上の映像と1000文字以上のレポートをデータでお送りしています。
Merryコースも、まなびの様子を映像とレポートをお伝えしています。

ご家族の方々のお迎えの際に、その映像を見ながら、お子さんの活動の振り返りや課題についてお話しします。
子どもたちのがんばる姿について、そのことが次に何につながるのか、どのように発展させていくのかをお伝えします。
また、落ち着かなくなった時の様子も撮ることもあります。
感情のコントロールについての現状や今後の課題についてもお話します。
こうしたコミュニケーションの中から、次回プログラムの細かな調整をします。

映像やレポートはご家庭からもみることができるので、お子さんが自ら何をしたかを振り返ることもできます。(自分の行動をモニターできることは、学びの定着につながります)
直接お話しできなかったご家族やおじいちゃん、おばあちゃんにもみていただけます。
ご家族のみなさまで、お子さんの成長ポイントに触れてもらうことができます。
映像の共有(解説付き)については、ご好評いただいています。

次に体験すること。
(新型コロナウイルスの感染予防対策は万全に!)
ご家族の方にもOleaの食事を体験してもらうこともあります。

例えば、ゆっくり食事をとれるようになってほしいと願うご家族と一緒にお昼ごはんを食べました。

なんとなくお子さんもご家族も、いつもとちがう食卓にドキドキしているようでしたが、ご家族にもお子さんのOleaでのくらしに食卓を囲むかたちで参加してもらいました。
ご家族は、食べると思っていなかった食材をお子さんが食べることにとても驚かれていました。
「家でも出してみよう」と食卓にのぼる食材に広がりが!

余談ですが、Oleaでは、食べることができちゃうお子さんいるんですよね、なぜか。
Oleaでは、食事バランスを考え、高たんぱく低カロリーのメニューづくりをしています。
苦手なお子さんが多い野菜!切り方や大きさや味付けを工夫し、いろんな野菜を口にする機会をつくっています。
歯ごたえや食事の温度も食の進みに大きく関わっているように思います。
意外とその素材の味がしっかりわかった方が食べたりします。
このあたりが、食べることができちゃう秘訣かもしれません。
また、こうして食べることができる食材が増えていくと、食事の時間も伸び、家族のゆったりとした時間にもつながります。

映像では、味や食感、におい、パートナーとお子さんの距離感などは伝わりません。
食事のプログラムだけに限らず様々なプログラム(学習・あそび・運動・宿泊など)をご家族の皆様にも体験していただき、ご家庭でも取り組むことができるヒントを持ち帰っていただければと思っています。

Trial Lesson受付中です。
個別に行いますが、オンラインでも受け付けております。
日程が合わない場合は、Contactよりご希望の日時をお知らせください。
(いくつか候補日を挙げていただけるとうれしいです‼)

2021-09-12 12:00:00

パートナーのつぶやき…それぞれのタイミング

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みなさん、こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの竹内です。

今日はOleaに通う子どもたちについてお話しようと思います。

社会情動的スキルの獲得は早ければ早いほど効果的と言われています。
現在、Oleaでは、おおよそ3歳~お受けしております。
しかし、くらしの発達に早い遅いはありません。
当教室のコンセプトや活動方針に共感いただける方、一緒に育てたいと思っていただけるご家庭、全てが対象です。
なので、障害の有無などはあまり関係ないと思っています。
ステップのたどり方はひとりひとり違います。
これまでに培った特別支援教育のノウハウをつめこんで、それぞれのお子さんにフィットした教育をマンツーマンで提供しています。

ちなみに…
これまで、ホームページやInstagramに登場してきたお子さん(モニター生)は知的障害特別支援学校小学部高学年のお子さんです。
平日放課後や土日に通室しています。

・人が好き! でも、人との距離感や意思の伝え方(態度も含む)が難しい… 
・いろんなことにチャレンジしたい! でも、チャンスがない。方法がわからない…

体験の機会があれば、興味も広がり、くらしの力もぐんぐん伸びる可能性をもっているお子さんたちです。
そんな機会の提供をしているのが、Oleaです。

体験の場をつくるにあたっては…
「Oleaくらしのアセスメント」を実施し、お子さんの「今」や「これから」について、測ります。
それをもとに、必要なことを必要なだけ、子どもたちが思わずやりたくなっちゃうプログラムをオーダーメイド。
そこには、年齢は関係ありませんし、年齢に意味はありません。

Oleaは、お子さんの変化や成長は逃さずキャッチ。
そのために、パートナーは、子どもたちとじっくり向き合う中から微妙な変化をも感じ取り、ご家族とのコミュニケーションも密に。
ひとりひとりのタイミングは逃しません。


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2021-09-11 12:00:00

パートナーのつぶやき…好きなことからまなぼう!

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みなさん、こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの竹内です。

お子さんの好きなものってなんですか?

電車が好き!
車が好き!
キャラクターが好き!
マークが好き!

いろいろな「好き」が、お子さんひとりひとりあるのではないでしょうか。
ここ、くらしのまなび舎 Oleaでも、いろいろな「好き」が聞こえてきます。

Oleaでは、ことばやかずに関する学習も行っています。
ただ…「はじめます」「おわります」のようなやり方はしていません。

あくまで、くらしのストーリーを優先します。
お子さんのくらしをよ~く観察して…
「好きなものは何かな?」「覚えたいものは何かな?」
一緒に遊びつつ(遊ばれつつ?)、観察します。

私たちも好きなものについては、たくさん知りたくなりますよね?
できるようにもなりたいですよね?
お子さんにとっても、それはチャンスです!

あるお子さんの場合…
大好きなキャラクターがいます。
キャラクターの名前は読めるんだけど、書くのは難しいなぁ…
でも、書いてみたい気持ちはあるようで、絵を描くときに「なんだっけ?」と文字を尋ねることがあります。

なので、ある日のレッスン…
好きなキャラクターのおもちゃでひとしきり遊んだ後、ちょっと飽きてきたかな?というところで…

用意していたオリジナルプリントとペンをお子さんに渡します。

まずは、自信をもってできること。
ひらがなで自分の名前を書きます。

すでにお子さんの目はプリントの下の方をチラチラ。そして、ニンマリ。

さりげなくキャラクターの名前をなぞり書き(カタカナ)する欄と実際に書き取る蘭を用意しておきました。
その下には、そのキャラクターを見てその名前を書く空欄を用意しておきました。

ちょっと不安だったカタカナもなぞり書き→実際の書き取りという流れで、ひとりで書くことができました。
そして、自信に満ちた表情!

その後、「フー!」と言いながら笑いころげてるので、「どうしたの?」と聞くと…
「ア(の一画目)はフだね!」と大発見!
見比べて、自分で発見!
これは、どんどんカタカナを覚えていく予感!

その後のレッスンでも…
来室すると「プリントやりたい!」とお子さんも文字を読んだり書いたりすることを楽しみにしていることも。
まとまった学習時間を自らつくりだしました。
このような学習状況は本人にとっての学習効果も高いものになります。

Oleaでは、子どもたちの「好き」を大切に、生活スキルに関すること、認知学習に関することのまなびの糸口を見つけ、こうした学習を進める過程で社会情動的スキルをも高めていきます


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2021-09-06 12:00:00

パートナーのつぶやき…時の流れをつくる

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みなさん、こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの竹内です。

サルスベリ。なんだか好きなんです。
こんもり咲いているの姿に思わずカメラを向けてしまいました。
毎年、花が咲くのを楽しみにしています。
夏の暑~い日にも、目にも鮮やかな色や目に優しい淡い色までポコポコ咲く花が愛おしいです。
まだまだ元気に咲いています!まだまだ楽しめそうですね!

毎回のレッスンの様子を、10本程度の映像と1000文字程度のレポートでご家族にお知らせしています。
最近、1年以上通室しているお子さんのレポートを書きながら、ふと…
あれ?表現が難しい…どうして…?
文章にすることは、わりと好きなというか得意な方なのですが…
そこで、お子さんの過去の映像やレポートを読み返すと…
『できる』の質が変わってきたような…
受動の『できる』から、能動の『できる』へ。

例えば、サラダをつくる場面。
以前は、「冷蔵庫からトマトときゅうりを出してね」「野菜を洗おう」「きゅうりを切ろうか」「マヨネーズだして」などなど行動のきっかけとなる言葉かけをパートナーがその都度行い、それにお子さんが応じていました。
最近は、「サラダをつくろう」とパートナーが伝えると、お子さんが材料を出して、洗って、切って、味付けをしています。

どちらも「きゅうりを切った」という事実はあります。
パートナーの言葉かけをきっかけに切ったのか、料理の流れを意識して切ったのか、意味合いは全然違いますよね?
このように、料理場面だけでなく、自分で流れをつくりながら自分の『できる』を組み合わせて生活を進めることができる場面が増えてきています。
すごいことだと思いませんか?自分で時の流れをつくるのです。

わたしたちは当たり前のように、時の流れをつくったり、時の流れに身をまかせたりしています。
Oleaに通室するお子さんにも時の流れに飲まれるだけではなく、自分でも時の流れをつくれるようになってほしいと思っています。
そのようにするには、やはり自分自身で自在に使いこなすことができる『くらす力』生活スキルを身につけることが重要です。
Oleaでは、焦らず、ゆっくり、着実に、お子さんの『くらす力』を育みます。

先日、通室生のご家族から写真が送られてきました。
9月の予定を自分でカレンダーに書き込んでいたとのこと。
自分で時の流れをつくりはじめた証拠ですね!

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