Diary

2021-08-11 12:00:00

パートナーのつぶやき…お手伝いってすごい

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みなさん、こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの竹内です。

夏休み…なかなか気軽に出歩くことも難しい今日この頃。
おうちでの時間はいかがおすごしでしょうか。

夏休みの宿題は進んでいますか?
(まだ…というお子さん、もしよければ、Oleaがお手伝いします!お問い合わせください。)
夏休みの宿題で、『お手伝い』が入っていることがあるかと思います。

実は、お手伝いってすごいんです。
・自分の役割を意識する
・自分の役割を果たす
・自分の行動が感謝されることがあることに気づく
・生活の一部の事柄を身をもって知ることができる などなど
いろんないいことがあるんです。

お子さんは、どんなお手伝いをしていますか?
「洗濯たたみ」「配膳」「食器の片付け」「お風呂掃除」などなど。
役割をつくり、それを果たしていくこと、ご家族に「ありがとう」と言われること(=それはうれしいこと)...将来につながる大切な力です。

Oleaは『くらす力』を育む教室です。
なので、4点目の『生活の一部の事柄を身をもって知ることができる』ということを大事にしたいと思っています。
Oleaでは、くらしのストーリーを意識して生活スキルを習得することを目指しています。
例えば、なぜ洗濯をたたむのか→決まった場所にきれいに収納するため、なぜ箸を4膳出すのか→ごはんを4人で食べるから…
理由はいろいろあると思いますが、行動に必然性があると、お手伝いという感覚がなくても、ナチュラルにお子さん自ら行動するようになります。

先日、通室生のご家族とミーティングしたときに、
「本人的には、やりたくて仕方ないようで...乾かした食器を食器棚に入れるんですよ」
というお話がありました。
お子さんは、まだ所定の位置にしまうというところまでは難しいようで、ヒヤリとするそうです。
この行動。お子さんには『お手伝い』の感覚はないと思います。
Oleaでは、食器を出して、料理を盛り付け、食べ終わったら洗って片付けることを経験しているので、それが必然。
生活の一部になっているということです。
ご家庭でも、このような様子が見られるようになってきたこと、パートナーはうれしく思います。
とはいえ、ご家庭でのヒヤリは減らしたいので、お子さんが必然と思っていることをどのように取り入れていけるかご家族と相談しながら思案中です。
『くらす力』がぐんぐん伸びています。

役割として、はじめてのことにチャレンジすることも『やり方』を覚える上では大事なこと。
一方で、同じことを繰り返すことばかりではなく、『生活に関わることに自ら気づいて進んで取り組む』みたいな目標があってもおもしろいなぁと思います。


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2021-08-10 12:00:00

パートナーのつぶやき…感情を整える(後編)

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みなさん、こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの竹内です。

今日は、不快の情動のお話…

先日のレッスンでのお話。
料理をはじめる前に、お子さんの表情があまりよくなく…(眠い…でも、自分で決めたメニューはつくりたいといった様子)
「つくる?見ていてもいいよ!」などなど確認をしましたが、お子さん「やりたい」と。
では、できるところまでやってみようということではじめました。

すると…お子さん、いつもは丁寧に扱うことができる調理用具を雑に扱う場面が…
安全に関わるところに関しては、パートナーは許しません。
危ないことと、料理の中断を伝えました。
もちろん、この状況…お子さんにとっては不快の情動が生まれますよね…
(注意された…わかっている…でも、眠い…うまくいかない…なんで…泣)
床にゴローンとなり、目をつぶり、しくしく泣きながらブツブツと自分を納得させるかのように言われたことを繰り返したり、「ごめんなさい…」と言ったり…
自分で、なんとかおさめようとしている様子が見られました。

わたしたちでも同じだと思いますが、不快の情動が生まれたときに、すぐになかったことにはできませんよね?
消化するまでに時間がかかります。
なので、話ができるようになるまで、近くで見守ります。
こちらの都合で「ごめんなさい」が終わりの合図のような終息の仕方はしません。

話ができるようになったら、どうしたらよかったのか、これからどうするかを話します。
お子さんによっては、これからやることを『正しく』確認します。

以前であれば、相手や近くのものに当たったり、急に笑い出したり(逃避…)することがあったお子さん。
今回は、注意された内容が自分でもまずいなぁと思えることだったこともあり、事態に向き合い、感情をコントロールする方法も時間もリカバリーがとても上手になっていました。
(通室をはじめて、1年2カ月。前回はいつだったかと思うくらい、久しぶりの不快の情動の表出でした。記録によれば、半年以上前…)

これも、快の情動が関係しているのです。
どうして…?

先日もお話したように、快の情動の中でお子さんのまなびを深めていくことが大切です。
(決してお子さんのご機嫌とりをしているわけではありません)
感情のコントロールは、Oleaが将来の自立に必要だと考える力のひとつです。
快の情動の引き出しを増やして、スムーズに開けたり閉めたりできるようになってきたことが、不快の情動が生まれたときにも、同じように引き出しを開けたり閉めたりしながらなんとかコントロールできるようになってきたと考えられます。
自分から床にゴローンとしたのもコントロールの仕方としては、大きいかなぁと思います。
入りすぎている力を、自分で抜くようにしたということです。
リラックスタイムの効果です。

不快の情動の表出は、本人も周りもつらいですよね…すぐになんとかしなきゃと思いがちなこと。
実は快の情動が表出されているときにこそ、不快の情動をリカバリーできるようになるヒントが隠れていることがあります。
どんなふうに、うれしさ、楽しさ、喜びを表出していますか?


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2021-08-09 12:00:00

パートナーのつぶやき…感情を整える(前編)

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みなさん、こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの竹内です。

2回に渡って、感情の話をしたいと思います。
今日は、快の情動のお話。

好きなものであそんでいるとき、好きなものを見ているとき、声が大きくなったり、動きが大きくなったりしませんか?
小さなお子さんも興奮するとそのような様子がみられますよね!
近所で、元気な声が聞こえるなぁと思うときには、たいていお子さんたちの快の情動の表出です。
不快の情動が表出されていると…あぁ、怒られちゃったのかな…などと心配してしまいます。
これも成長するにつれ、表出の方法が変わっていくので、見たり聞いたりしただけではわかりにくくなります。
(これも良いような、悪いような…ですが。)

通室生と一緒に過ごしていても、好きが高まると、声が大きくなったり、声色が変わったりすることがあります。
(このあたりは、『Oleaくらしのアセスメント』の項目にも入れています)
うれしい、楽しいことを、自分なりの表現で表出できることはすばらしい力だと思います。
しかし、時には、さらなる興奮を呼び起こしてしまうことがあります。
ものを乱暴に扱いはじめたり、落ち着かなくなったり…
快の情動も上がりすぎると、生活に影響することがあります。

Oleaでは、好きを見つけることとともに、好きを調整することにも取り組んでいます。
お子さんの好きが安心の基礎になるように整えていきます。


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2021-08-08 12:00:00

パートナーのつぶやき…姿勢を整える

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みなさん、こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの竹内です。

「お背中、ピン!」聞いたことありませんか?

竹内が考えるには、姿勢を整えるというよりも…
・話者への注目
・一度、動きを止めること
・意図的に体を緊張させて、自分の体に意識を向けること
このような意味が「お背中、ピン!」にはあるのではないかと思います。
(かけ声に合わせて背中を自分で伸ばせる動きができるのも大事な力。)

ただ…
このまま緊張を続けても、聞く姿勢としては、疲れて集中は続きません。
また、この姿勢をとることができても、ボールは投げられるようになりません。
姿勢はそれぞれの場面で、それぞれ適した姿勢があるのではないかということです。

さて、姿勢は大事と言われますが、良い姿勢とはどういうことでしょうか…
見やすい、聞きやすい、動きやすい、位置・距離といった環境を自分で整えることができることが重要だと思います。
体幹をただ鍛えればいいというわけではなく、自分の体の動きを知ることも大切。

なので、Oleaでは、リラックスタイムや運動で自分の体への気づきを促しています。
リラックスタイムでは、ストレッチやマッサージで、自分の体を知ること、力を意識的に抜くことをねらいとします。
運動では、ウォーキングや公園あそびで、お子さんの体の動かし方の癖のようなものを観察し、瞬発力だけでなく、維持する体のつかい方ができるようになることを目指しています。

ある程度、体のつかい方や維持する力があるお子さんは、お子さんの癖も強みとして姿勢を整える方法を考えます。
まだ、これから姿勢自体を獲得する段階のお子さんには、昨日もお話した『ものへの正対』ができるように練習します。
これが良い姿勢の第一歩だと思います。

自分の体の幅は、見渡しやすい視野だと言われます。
力も入れやすいです。
自然と自分の軸もわかるようになり、ガチガチに力を入れずとも楽な姿勢で集中して物事に取り組めるようになります。
冒頭の写真でも、じゃがいもを体の真ん中に持ってきているので、不安定な足場や姿勢でもぐっと力を足に入れて、拾ってカゴに入れるという作業が滑らかに集中してできているのです。

お子さんが何かに向かうとき、見やすい、聞きやすい、動きやすい位置や距離になっているかちょっと観察してみてください。
よくわからないなぁ…という場合は、Oleaまで、お問い合わせください!
オンラインでも受け付けています。

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2021-08-07 12:00:00

パートナーのつぶやき…視野を整える

個別相談会開催のお知らせ

みなさん、こんにちは。
くらしのまなび舎Oleaの竹内です。

夏休み、いかがお過ごしでしょうか?
毎日の暑さにうんざりしています。
昨日、帰宅して『あー、涼しい』と温度計を見たら31℃。
全然涼しくない室温でした…

OleaのInstagram(毎日投稿中!)、ご覧いただいているでしょうか?
もしよければ、ご覧ください。
日々のレッスンの様子をお送りしています。

登場してもらっているお子さんたちのものに対するときの姿勢に注目していただきたいです!
今日のつぶやきの写真でもわかると思いますが、自分の体の真ん中で泡だて器を動かしていることがわかると思います。
ものに正対しています。

キッチンでのできごとでも、なんとなく流れるようにお子さんがやってきて、流れるように作業をはじめると…
うまく力が入らなかったり、力を入れすぎてしまったり、こぼしてしまったり…
キッチンでも個別学習でもプログラミング学習でも、ものを扱うときには必ず正対する癖をつけるようにしています。

まずは動きを止めること、体の真ん中になるように位置を調整すること、何かに取り組む前に必ず確認するようにします。
これを習慣づけていくと、お子さん自ら正対することを意識できるようになります。
そうすると、お子さんの見え方も整ってきます。
(昨日、体の動きにも見え方が関係しているというお話もしたかと思います)
何かに向き合ったときに、見え方が気持ち悪いなぁ…と思って、自分が見やすいように直せるようになるといいなぁと思っています。


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